2024年最新|貴金属の売り時教えます!金相場高騰の3つのタイミング
この記事を書いた人
足立 美桜
まだ3年の査定歴ではありますが、大学では美術史を専攻し、前職では画商にいた経緯もあり、特に絵画と彫刻の査定に長けています。公正で確かな目でお客様の大切なお品物を一点一点丁寧に査定しています。
「タンスの奥にしまったままの貴金属、もしかして今が売り時…?」
「もう入らなくなった結婚指輪、今なら高く売れるの?」
そう思って、「貴金属の売り時」と検索したあなた!賢い判断かもしれません。
実は今、金相場が世界的に高騰を続けているんです。
日本国内の金価格は、2024年8月には1グラムあたり11,000円を超え、5年前と比べて約2倍にまで上昇しています。(引用元:田中貴金属工業)
金だけでなく、プラチナや銀などの貴金属も価格上昇傾向にあり、まさに売却のチャンスと言えるでしょう。
貴金属投資で成功を収めるための第一歩は、「金相場」を理解することから始まります。
本記事では、
- なぜ今、貴金属、特に金が熱い注目を集めているのか?
といった疑問にお答えしながら、貴金属を売るベストタイミングを見極めるための情報をわかりやすく解説していきます。
この記事を読めば、貴金属売却で損することなく、賢く資産を増やすことができるかもしれません。
ぜひ最後まで読んで、貴金属売却の成功に役立ててくださいね!
関連コラム:【貴金属買取の基礎知識】高価買取のコツと買取業者の選び方を徹底解説
1:貴金属の売り時は「金相場」が高いタイミング!
結論から申し上げると、貴金属の売り時とはずばり「金相場が高い時」です。
毎日変動する金の相場を把握し、最も金の価格が高いタイミングで売るのがベストですが、いつ最高値になるかは専門家にも正確に予測はできません。
日々の変動幅は殆ど変わらないので、中長期的に金相場が高い時期であれば、貴金属を売る絶好のタイミングと考えて良いでしょう。
1-1:最新の金相場を知るには?
最新の金相場は、経済ニュースや新聞、金融情報サイトなどで簡単に確認することができます。
代表的な情報源として、以下のようなものがあります。
これらのサイトでは、1gあたりの金価格や、過去の価格推移などをわかりやすいグラフ等で確認することができます。
こまめにチェックして、相場の動きを把握しましょう。
2:金の相場が上がる3つのタイミングを意識しよう
金の価格は、世界経済や地政学リスク、投資家の心理など様々な要因によって複雑に変動します。
しかし、一般的に「金は有事の金」と呼ばれ、下記のようなタイミングで価格が上昇する傾向があります。
2-1:世界情勢や経済状況が不安定な時
戦争や紛争、テロ、自然災害、金融危機など、世界情勢が不安定になると、安全資産とされる金の需要は一気に高まります。
これは、金が実物資産であり、国家や通貨の信用リスクに影響を受けにくいという特徴を持つためです。
例えば、2022年2月に勃発したロシア・ウクライナ紛争では、世界経済の先行き不透明感が高まり、金の価格は急騰しました。
2-2:円安・ドル高が進んでる時
金は基本的に米ドル建てで取引されるため、円安・ドル高になると、円換算での金の価格が上昇します。
近年、日本の金融緩和政策の影響などにより、円安傾向が続いています。
このため、円安が進行する局面では、金の価格も上昇しやすい傾向にあると言えるでしょう。
2-3:株式の下落が続いている時
株式市場が低迷し、投資家のリスク回避姿勢が強まると、安全資産である金に資金が流入しやすくなります。
株式と金は、一般的に負の相関関係にあると言われています。
つまり、株式市場が下落すると、金は上昇する傾向があるということです。
以上3つのタイミングを常に意識して、貴金属売却のタイミングを見極めましょう!
3:いつまで高騰するの?今後の金相場の動向
金相場は、上述した様々な要因によって日々変動しており、未来を正確に予測することは不可能です。
本章では、過去の金価格高騰の歴史や専門家の意見を元に、現役査定士の筆者が金相場の動向を予測してみました!
貴金属の売り時にお悩みの方は、是非参考にしてください。
3-1:2020年から始まった金高騰
歴史を振り返ると、金価格は常に安定していたわけではなく、大きく上昇した時代もあれば、下落した時代もありました。
2020年以降に起きた金価格高騰は、記憶にも新しい「新型コロナウイルスの世界的大流行」から始まりました。
その後、一時的に価値は下がりましたが、2022年2月には「ロシアのウクライナ侵攻」が起こり、再び世界情勢が不安定になったことから金価格は上昇傾向に入り、2023年12月に過去最高値の1万円台に突入しました。
現在も高い水準で推移し続けており、価格が高騰している今は、貴金属の売り時と判断しても良いでしょう。
3-2:2024年以降の金相場の動向
多くの専門家は、世界経済の先行き不透明感や地政学的リスクの高まりを背景に、金価格は今後も高値圏で推移が続くと予想しています。
特に、インフレ懸念の継続、米ドル安の進行、新興国における金需要の増加などが、金価格を押し上げる要因として挙げられています。
ただし、金価格が一方的に上昇し続ける保証はなく、経済状況や金融政策の変化、予期せぬ地政学的リスクなどによって、一気に下落する可能性も孕んでいる点は留意が必要です。
3-3:金の売却には決断力も必要!
上述に挙げた通り、金相場は常に変動しており、いつが最高値になるのかを予測することは困難です。
よって、「もうこれ以上は上がらないだろう」というタイミングを見極め、売却を決断する勇気も必要です。
踏ん切りがつかない方は、「●円まで上がったら売却する!」というように、ご自身で一定のラインを定めておく方法もオススメです。
しかしながら、金は短期的な値上がり益を狙うというよりは、長期的な資産保全を目的として保有する投資家も多い資産です。
もし、すぐに現金化する必要がないのであれば、長期保有を検討してみるのも良いでしょう。
4:貴金属を買取してもらう時の4つの注意点!
1~3章では、貴金属を売却するタイミングを見極める方法を、様々な観点から解説しました。
いざ、「貴金属を売ろう!」と行動に移す前に、注意してほしい事が4つあります。
貴金属の買取にはじめて挑戦する方は、是非ご覧ください。
4-1:「貴金属買取専門店」で相見積もりを出そう
貴金属を買取に出す際は、貴金属買取専門店に依頼するようにしましょう。
リサイクルショップや質屋の場合、貴金属に関する専門知識が乏しく、適正価格で買取してもらえないリスクがあります。
貴金属買取専門店をいくつか回り、相見積もりを取ることをおすすめします。
貴金属の買取価格は、買取業者によって大きく異なる場合があるからです。
複数の店舗で見積もりを比較することで、最も高値で買い取ってくれるお店を見つけることができます。
4-2:買取手数料について知ろう!
殆どの貴金属買取業者は、査定料や買取手数料を取らずに無料で買取を行ってくれますが、中には独自に手数料を設定している業者も存在します。
貴金属買取の手数料は規定で定められておらず、店舗ごとに手数料の有無や金額が自由に設定できるからです。
買取手数料の相場は、買取総額の2〜3割程度が一般的です。
買取価格がどこよりも高値であっても、手数料が高ければ、結果的には思ったほどの利益が出ない場合があります。
業者を比較する際は、査定額と併せて、買取手数料も確認しておくのがおすすめです。
4-3:売却時に税金が発生するケースも
金地金を売却する際に、「譲渡所得税」が課税されるケースがあることはご存じでしょうか?
譲渡所得税は、金を売却して得た利益が年間50万円を超えた場合に発生します。
この場合の利益とは、単純に買取額ではないということにも注意が必要です。
売上金額から購入代金と売却経費を引いた分が、正確な利益となります。
また、金の所有期間が5年を超えるか否かによっても課税額は変わります。
貴金属を売却する際は、譲渡所得税にも留意して、1年間で売却する量を調整する必要があります。
4-4:買取不可となりやすい貴金属
貴金属の中には、買取不可となるケースがあります。
これらは、本物の金製品であっても、買取不可となる可能性が高いでしょう。
買取価格が低くなってしまい、採算が合わないためです。
しかしながら、素人目では正確な重量やメッキ製品かを見極めるのは難しい為、無料査定を利用して査定員に判断してもらうことをオススメします。
まとめ
本記事では、貴金属を売るべきタイミングにお悩みの方向けに、金相場高騰の現状や今後の見通し、売却時の注意点などを詳しく解説しました。
金を含む貴金属価格は、世界経済や地政学リスクの影響を受けながら、歴史的に見て上昇傾向にあります。
特に、経済の不安定化やインフレ懸念が高まっている現在は、貴金属投資が注目されており、売却を検討するには良いタイミングと言えるかもしれません。
「買取専門店諭吉」では米国宝石学会認定の「GIA G.G.」資格保有者がスタッフを教育し、他店にないトップクラスで信用・安心できる査定をしています。
ご自宅に眠っている金や貴金属があれば、無料査定だけでも可能ですので是非ご利用ください。
金相場は常に変動するものであり、未来を正確に予測することは不可能です。
貴金属売却を検討する際は、最新の情報収集を怠らず、ご自身の状況に合わせて慎重に判断することが重要です。
ぜひこの記事を参考にして、貴金属売却を成功させましょう!
最後までご覧いただき、ありがとうございました。