銀メダル買取の疑問を解決!種類、相場、高く売るコツまで解説
この記事を書いた人
今田 結衣
査定士歴は5年とまだ浅いが、メキメキと頭角を現してきた期待の若手。
高級時計専門店での販売経験を活かし素早く正確な査定を心掛けています。
プライベートではバイクで九州を縦断したりとアクティブな一面もあります。
モットーは「win-winな査定」
スポーツの祭典や競技会での活躍の証、銀メダル。
その輝きは、栄光の歴史を物語り、私たちの胸を熱くする感動の記憶と深く結びついています。
しかし、時が経つにつれ、保管場所に困ったり、その価値を十分に理解されないまま眠らせてしまっている… そんな経験はありませんか?
実は今、銀メダルはコレクターや投資家の間で、高値で取引されるケースが増えています。
銀メダルは、適切な方法で売却すれば、高額で取引される可能性を秘めた貴重な財産です。
本記事では、銀メダルの価値を最大限に高め、納得のいく買取を実現するための方法を、専門家の視点も交えながら分かりやすく解説していきます。
ご自身で所有する銀メダルの価値を知りたい方、売却を検討している方は、ぜひ最後までお読みください!
関連記事:【貴金属買取の基礎知識】金やプラチナの最新買取相場と業者の選び方を徹底解説
1.銀メダルの種類と特徴をご紹介!
銀メダルは、素材やデザイン、歴史的背景まで、それぞれ個性あふれる魅力が詰まっているんです!
本記事では、そんな知られざる銀メダルの多様性に迫り、種類や特徴を分かりやすく解説していきます。
1-1:日本の主な純銀メダル
①五百円白銅貨幣発行記念の純金メダル
五百円白銅貨幣の発行を記念して制作された特別なメダルです。
メダルのデザインには、五百円白銅貨幣の図案があしらわれており、特別な記念品としての価値が高いです。
このメダルは、その美しいデザインと高い価値から、コレクターズアイテムとして非常に人気があります。
また、限定数での販売となっているため、希少性も高く、プレミアム価格で取引されることが多いです。
②松本徽章 栄光の新幹線 純銀美術メダル
新幹線の歴史とその栄光を称えるために制作された限定版の美術メダルです。
このメダルは、各新幹線のモデルがデザインされています。
特に、0系新幹線からE7系新幹線までの16種類の新幹線が描かれており、非常に貴重なコレクターズアイテムとなっています。
③1970年 日本万国博覧会 公式記念銀メダル
1970年の日本万国博覧会(大阪万博)を記念して発行された公式記念銀メダルは、当時の歴史的なイベントを祝うために制作されました。
④第11回冬季オリンピック札幌大会メダル
1972年に開催された第11回冬季オリンピック札幌大会を記念して、特別なメダルが発行されました。
このメダルは、純金、純銀、純プラチナなどの貴金属で作られており、非常に高い価値を持っています。
メダルには、オリンピックのシンボルである五輪マークや、札幌大会のロゴが刻まれています。
1-2:純銀製メダルの価値
純銀製のメダルは、その名の通り銀の含有率が99.9%以上の高純度の銀で作られています。
資産価値としての側面もあり、銀相場の変動によって買取価格が上下します。
純銀製メダルは、その輝きや美しさから、観賞用として人気が高いだけでなく、銀投資の一環として保有されることもあります。
そのため、買取市場では安定した需要が見込めます。
2.銀について知ろう!
銀は、美しく輝く金属で、宝飾品や貨幣、そして工業製品まで、幅広く使われています。ここでは、銀について、より詳しく、そして分かりやすく説明していきます。
関連記事:【最新版】銀の買取価格を徹底調査!相場推移と高価買取の4つのコツ!
2-1:.銀ってどんなもの?
銀は、白く輝き、金属の中で最も美しい光沢を持つと言われています。
この輝きが、宝飾品として人気が高い理由の一つです。
銀は、金と同様にとても柔らかく、曲げたり、薄く延ばしたりするのが容易です。
そのため、細かい加工にも向いていて、様々な形を作ることができます。
また、熱伝導率と電気伝導率が金属の中で最も高く、熱や電気を非常に良く通します。
この性質を利用して、電子機器の部品などにも利用されています。
2-2: 銀は何に使われている?
銀は、その特性を生かして、様々な用途で使われています。
- 宝飾品: 指輪、ネックレス、ピアスなど、その美しい輝きから、宝飾品として最もよく知られています。
- 貨幣: 古くから、金と並んで貨幣の材料として使われてきました。
現代でも、記念硬貨などに使用されています。
- 電子機器: 優れた電気伝導率から、スマートフォンやパソコンなどの電子機器の配線や接点などに使用されています。
- 医療: 抗菌作用があるため、医療器具のコーティングなどにも利用されています。
- その他: 写真、鏡、食器など、様々なものに使用されています。
2-3:銀の純度について
銀の純度とは、銀製品の中に含まれる「純粋な銀の割合」のことです。
100%純粋な銀は柔らかすぎるため、宝飾品や食器など、形を保つ必要があるものには、他の金属を混ぜて強度を上げています。
銀の純度は、主に以下の方法で表記されます。
・1000(99.9%): 純銀に非常に近く、柔らかく輝きが美しい。
加工が難しく、変形しやすいため、主に銀塊や銀地金などに用いられます。
・925(92.5%): スターリングシルバーとも呼ばれ、宝飾品で最も多く使用される銀の純度です。
強度と美しさを兼ね備えています。
・900(90%):コインシルバーとも呼ばれ、かつて硬貨に使用されていました。
現在でも、ヴィンテージジュエリーなどで見られます。
・800(80%): 比較的銀の含有率が低く、強度が高いのが特徴です。食器や装飾品などに用いられます。
銀製品は、純度が高いほど、色合いが白く美しくなる・柔らかく、加工しやすい・変色しにくい・価格が高くなる
といった特徴があります。
3.個人が大会などでもらったメダルは売れる?
コンクールや競技会で勝ち取った輝かしいメダル。
それは、あなたの努力の証であり、かけがえのない思い出が詰まっているでしょう。
しかし、時が経つにつれ「あの頃の情熱も薄れてしまった…」なんて気持ちになることも、正直あるのではないでしょうか?
「そうだ、メダル、売っちゃおうかな…?」そんな風に思ったあなたへ。 ちょっと待って下さい!
実は、個人が所有するメダルを売却するには、 注意すべき点がいくつかあるんです。
結論から言うと、個人がコンクールや大会でもらった銀メダルの売却は難しいとされています。
なぜなら、これらのメダルは大量生産されているものが多く、また銀メッキや洋銀が使われていることが多いため希少価値は低いとされるからです。
銀メダルとは言えど、素材や重量によって、買取価格が大きく異なります。
4.銀メダルの買取相場
「私が持っている銀メダル、いくらで売れるんだろう…?」そんな疑問をお持ちのあなたへ。
この記事では、銀メダルの買取相場について、 種類、素材、重さ、需要などを踏まえて詳しく解説していきます。
4-1:査定に影響する要素
銀メダルの査定額に影響を与える要素は多岐に渡り、それぞれが複雑に絡み合って最終的な価格が決まります。
- 素材:純金や純銀、プラチナ製のメダルは素材そのものに価値があり、貴金属相場の影響を大きく受けます。
銀メダルであれば、銀の含有率(純銀製なのかシルバー925なのか)も査定額に影響します。
- 希少性: 発行枚数が少ない、限定品、製造終了品、受賞者が著名であるなど、市場に出回っている数が少ないほど希少価値は高まります。
- 状態: 新品同様の状態はもちろん、キズや汚れ、変色、破損の程度によって査定額は大きく変動します。
保管状態が良かったことを証明できるものがあれば、プラス査定に繋がります。
- デザイン:人気の高いデザインやモチーフ、著名なデザイナーの作品などは、コレクターの間で需要が高く、高額査定が期待できます。
- ケースや箱: 購入時のケースや箱が付属していると、保存状態の良さをアピールでき、査定額アップに繋がります。
特に、限定品や記念メダルに付属する特別なケースや箱は、それ自体に価値がある場合もあります。
- 証明書・鑑定書: 真贋性を証明する書類は、高額査定に欠かせません。
特に、限定品や高額なメダルには必ず保管しておきましょう。
発行元や発行年、素材、シリアルナンバーなどが記載されていると、より信頼性が増します。
4-2:本日の銀買取相場
本日の銀買取相場をご紹介致します!
今回はSV1000の買取相場をお伝えします。
本日(2024.12.26時点)のSV1000の1gあたりの買取相場は151円です。
※必ずしも、お持ちの銀メダルがSV1000とは限らないため、必ず刻印(純度)を確認しましょう。
その日の買取相場と、お持ちの銀メダル重量の関係は買取価格において直結しており、自身でもおよその買取価格を簡単に予測することができます。
その方法として、計算方法をご紹介いたします。
まず、計算式は『本日の買取価格相場×銀メダルの重量』です。
お持ちの銀メダルの重量が20gであるとすると、151(円)×20(g)=3,020(円)となり、お持ちの銀メダルの本日の買取価格はおよそ3,020円と算出できます。
自身でも買取相場を把握しておくことで、安く買取価格を提示された際に、お店側に交渉することができ有利になりますよね。
ぜひ、自身でお持ちの銀メダルの純度に応じた計算を行い、およその買取価格を把握した上で商品を査定に出しましょう!
5.銀メダルの高価買取の5つのコツ
本章では、銀メダルを高価買取に繋げるための、とっておきの5つのコツを大公開!
あなたの大切な銀メダルが、正当な価値で評価されるために、ぜひ最後まで読んでみて下さい。
5-1:商品を綺麗にする
商品を査定に出す前には、綺麗に掃除をしましょう。
人は見た目に影響を受けるもので、汚れや傷は商品の価値を下げてしまいます。
逆に、綺麗にすることで新品に近い状態に見え、買い手は「大切に扱われていたんだな」という印象を受けます。
特にコレクターアイテムなどは、状態が良いものが高値で取引される傾向があります。
掃除方法としては、指紋や埃など、軽い汚れには柔らかい布で乾拭きする程度で構いません。
マイクロファイバークロスのような、細かい繊維の布が適しており、優しく拭き取ることがポイントです。
また、乾拭きでは落ちにくい汚れには、中性洗剤を水で薄め、柔らかい布に含ませてから、優しく拭き取ります。
洗剤が残らないよう、水拭きと乾拭きを丁寧に行いましょう。
より効果を求める場合は、銀製品専用のクリーナーの使用の検討もおすすめです。
ただし、研磨剤が含まれているものは、メダルの表面を傷つける可能性があるので避けましょう。
このように、少しの手間をかけるだけで、売却活動がより良いものになります。
ぜひ、売却前に商品を綺麗にしてみて下さい。
5-2:付属品を揃える
銀メダルを売却する際に、付属品を揃えておくことは、高値売却やスムーズな取引のために非常に有効です。
特に銀メダルは、そのものの価値に加えて、付属品の有無が大きく影響します。
コレクターや愛好家にとって、付属品はメダルと同じくらい重要な要素となるからです。
付属品が揃っていると、銀メダルが丁寧に保管されてきた印象を与え、買い手の購買意欲を高めます。
また、入手困難な付属品がある場合は、コレクターにとって大きな魅力となり競争率が高まり、結果的にさらに高値で売却できる可能性があります。
特に、ケースや証明書は、真正性や希少価値を証明する重要な役割を果たし重要です。
付属品を揃えることで、その価値を最大限に引き出し、次の持ち主へ繋いでいきましょう。
5-3:買取相場を把握する
銀メダルを査定に出す際には、銀の買取相場を把握しておきましょう。
買取相場を把握しておくことにより、相場よりも低い価格で売ってしまうことを防ぎ、大切なものを適切な価値で手放すことができます。
また、買取業者との交渉の際に、相場に基づいた主張をすることで、より有利な条件を引き出せる可能性があります。
そして、銀メダルの売却方法には、買取業者、オークション、フリマアプリなど、様々な売却方法があります。
売却方法を迷った際にも相場を把握しておくことで、それぞれのメリット・デメリットを比較し、自分に最適な方法を選択できますよね。
後から「もっと高く売れたのでは…」と後悔しないために、事前に相場を調べておきましょう。
5-4:複数の買取業者から見積もりをもらう
銀メダルに限らず、買取を検討する際には複数の買取業者から見積もりを取ることを強くおすすめします。
それは、買取価格が業者によって大きく異なる場合があり、1社だけの見積もりでは、それが適正価格なのか、より高値で売却できる可能性を逃しているのか判断できないからです。
買取業者によって、得意な商品や販売ルート、在庫状況が異なります。
そのため、各社の買取価格を比較することで、相場観を養うことができ、より高値での売却に繋がります。
また、悪質な業者に当たってしまった場合でも、他の業者の見積もりと比較することで、不当に低い価格で買い叩かれるリスクを減らせます。
複数の見積もりを取るひと手間を加えることで、より高値で、そして安心して銀メダルを売却できる可能性が高まりますよ。
5-5:買取実績のある買取業者を依頼する
商品を売却する買取業者を選択する場合には、買取実績が豊富な買取業者を選びましょう。
数多くの買取実績があるということは、それだけ多くのお客様から信頼を得て、取引を成功させてきたという証拠です。
豊富な経験と専門知識を持つ鑑定士が、商品の価値を的確に見極め、適正な価格で査定してくれます。
また、市場に出回る数の少ない希少な商品でも、適切に評価してもらえる可能性が高くなります。
銀メダルなど、特定の分野に特化した買取実績を持つ業者もあり、専門性の高い業者であれば、より高値での買取が期待できます。
買取実績は、業者のホームページや比較サイトなどで確認できます。
実績数だけでなく、どのような商品をどれくらいの価格で買い取っているのか、顧客からの口コミなども参考にすると良いでしょう。
信頼できる買取業者を選ぶことは、あなたの大切な商品を適正な価格で売却するために非常に重要です。
実績を参考に、安心して取引できる業者を選びましょう。
☆買取専門店諭吉の銀メダルの買取実績はこちら
まとめ
いかがでしたでしょうか。
本記事では、銀メダルを売却する際に必要な銀とメダルの知識・買取相場・高価買取のコツまでをご解説いたしました。
ご自宅に純銀の記念メダル等をお持ちの方は、高額買取の大チャンスです!
まずは、ご自身でお持ちの銀メダルに刻印が入ってないか確認してみましょう。
そして、4章でお伝えしました、買取相場の計算方法を元に、買取相場を算出仕手みてください!
本記事がこれから銀メダルの売却をお考えの方の参考になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。