18金カフス買取前に知りたい!価値を左右する4つの要因
この記事を書いた人
足立 美桜
まだ3年の査定歴ではありますが、大学では美術史を専攻し、前職では画商にいた経緯もあり、特に絵画と彫刻の査定に長けています。公正で確かな目でお客様の大切なお品物を一点一点丁寧に査定しています。
「若いころに買った18金のカフスボタン、今売るとどれくらい?」
バブル期にステータスとして購入した18金のカフス。
デザインが古かったりして使わないままタンスの中に放置されていませんか?
最近はカフスを付ける人も少なくなり、需要も減ってきているのが現実です。
「譲る人もいないしなぁ…。」と、処分方法にお悩みの方に朗報です!
実は、金相場が高騰している今、想像以上の高値で買取してもらえるかもしれません。
本記事では、18金カフスボタンの特徴や、買取額に影響をあたえるポイント、高価買取が狙える人気ブランドをご紹介します。
是非、最後までご覧ください!
■関連記事:【貴金属買取の基礎知識】高価買取のコツと買取業者の選び方を徹底解説
1.カフスボタンとは?歴史と18金の特徴
カフスボタンは、シャツの袖口を留める装飾的なアクセサリーです。
主にフォーマルな場で着用され、スーツスタイルをより一層引き締めるアイテムとして人気があります。
本章では、カフスボタンの発祥の歴史や、18金カフスの特徴をご紹介します。
1-1:正式名称は「カフリンクス」
日本では「カフスボタン」や「カウスボタン」、単に「カフス」と呼ばれることが多いですが、正式名称は「カフリンクス」です。
これは、袖口(カフ)を繋ぐ(リンク)という役割から来ています。
1-2:発祥はフランス
カフスボタンの歴史は古く、16世紀のヨーロッパに遡ります。
当時の貴族の間で、シャツの袖口をリボンや紐で結ぶ装飾が流行していました。
その後、17世紀にフランスで宝石をあしらったボタン式のものが登場し、これが現在のカフスボタンの原型となりました。
1-3:18金製カフスの特徴
カフスボタンの素材には、金・プラチナ・シルバーなどが用いられますが、中でも18金製のものは高級品として扱われます。
18金(K18)は金含有率75%の合金で、残りの25%には銀や銅などを混ぜることで、美しい輝きを保ちつつ純金より強度や耐久性を高めています。
そのため、カフスを始めとする宝飾品に最適です。
日本では、バブル期にステータスシンボルとして18金アクセサリーが流行しました。
当時購入された18金カフスボタンは、現在の金相場高騰により、購入時以上の高値で取引される可能性を秘めています。
18金製品の刻印や、相場動向などの基礎知識は、下記記事もご参考ください。
■関連記事:18金買取がアツイ!相場高騰の理由と高価買取を狙う3つの方法
2.18金カフスの買取額を左右する4つのポイント
18金製品の価値は金相場で変動しますが、カフスボタンの場合、以下の4つのポイントが買取額に影響します。
2-1:18金部分の重さ
買取額は、18金部分の1gあたりの相場によって大きく変動します。
当然ながら、18金部分の重さが重ければ買取額も上がります。
そのため、石や装飾品が多く使われているものよりも、金のみで作られたシンプルなデザインの方が高値がつきやすい傾向にあります。
2-2:18金の買取相場
18金の買取価格は、世界経済や国際情勢の影響を受けて日々変動しています。
つまり、全く同じ重さのカフスであっても、売却するタイミングによって買取価格が変わるのです。
18金製品を少しでも高く売却したいと考えるなら、日々の金相場をチェックすることが重要です。
買取相場は、新聞やテレビの経済ニュース、金融機関のウェブサイト、貴金属専門の情報サイト、買取業者の公式サイトなどから確認することができます。
上記のサイトでは、分かりやすいグラフなどで、1gあたりの価格や過去の価格推移を確認できます。
こまめにチェックして、相場の動きを把握しましょう。
【Point】本日の買取額を計算してみよう!
では、実際にお手持ちの18金カフスボタンがどれくらいで買取されるのか、予想してみましょう。
18金製品の買取額は以下の計算式で簡単に求めることができます。
『買取額=重さ×18金の買取相場』
例えば、2024年10月28日の18金買取相場は1gあたり10,905円です。
偶然にも、過去最高額を更新していました!
売却したいカフスボタンの18金部分の重さ(※1)が5gだった場合、買取額は5g×10,905円/g=54,525円となります。
しかし、これはあくまでも「金」として買取した場合の査定額です。
以下で紹介する特徴があるカフスボタンは、更に買取額アップの可能性があります!
(※1)装飾品など18金以外の部分を除いた重さ。
正確な重量を知るためには、買取業者で査定を依頼しましょう。
2-3:宝石の有無
18金のカフスボタンに宝石が付いている場合、宝石の種類や状態によって査定額が大きく変わる可能性があります。
宝石にはそれぞれ独自の価値があり、18金部分の価値にプラスアルファとして加算されるためです。
買取業者の査定士は、宝石の種類や品質、大きさ、輝きなどを厳密に評価し、その価値を査定額に反映します。
そのため、ダイヤモンドやサファイア、エメラルド、翡翠など、希少性や品質の高い宝石が使われている場合は、査定額が大きく上がる可能性があります。
高価な素材である18金には、それに見合った本物の宝石が装飾されている可能性が高いです。
正確に査定してもらうためにも、貴金属だけでなく、宝石の知識も深い買取業者を選びましょう!
■買取実績:上質!!【エメラルド ダイヤモンド】ペンダントをお買取りさせて頂きました!!
2-4:人気ブランド品
ハイブランドや人気ブランドの18金カフスボタンは、中古市場でも需要が高く、高価買取が期待できます。
ブランド品の買取は、ブランドの知名度や人気、商品の状態、付属品の有無などによって査定額が大きく変動します。
次章で詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてください。
Q:片方だけのカフスも買取してもらえるの?
日常使いするカフスボタンは、片方だけ無くして使えなくなってしまった…なんてことも多いはず。
結論から申し上げると、18金のカフスボタンは1個でも買取してもらえます!
金は溶かして再利用できる性質を持つため、再販できないような状態でも、その日の金相場に基づいた価格で査定してもらえます。
安心して買取業者に依頼してみましょう!
■関連記事:壊れた貴金属、諦めないで!買取の仕組みと業者選びの4つのコツ
Q:18金メッキ製品でも買取してもらえるの?
金メッキや金張りとは、製品の表面に薄い金の層を施す技術のことです。
サビや変色を防ぎ、安価でありながら美しさと耐久性を向上させる効果がある為、カフスボタンにも多く利用されています。
しかし、メッキの金層は非常に薄いため、買取業者にとっては金を取り出す手間とコストに見合わず、「金」として買取することはできません。
売却前に、お手持ちのカフスボタンが18金メッキでないか、しっかりと確認しましょう。
金メッキ製品の刻印や見分け方、買取に関しては、下記記事で詳しく解説していますので併せてご覧ください。
■関連記事:【24金メッキの買取】純金との見分け方&意外と高く売れる製品の特長
3.人気ブランドの18金カフスボタンは高価買取のチャンス!
前述した通り、人気ブランドの18金カフスボタンは、時として「金」としての買取よりも高額査定となる可能性を秘めています。
本章では、高価査定が狙えるブランドや、高価買取が狙える理由、査定額アップのコツなど徹底解説していきます。
査定前に是非一読ください!
3-1:海外のハイブランドが狙い目
海外のハイブランドは特に高価査定が期待できます。
代表する3つのブランドと、各々の買取相場をご紹介します。
▶カルティエ(Cartier)
世界五大ジュエラーの一角を担うフランスの高級宝飾ブランド。
洗練されたデザインと高い品質で、世界中のセレブリティから愛されています。
- トリニティ カフス K18 ~57,000円
- カフス マイヨンパンテール K18YG ~150,000円
▶ティファニー(Tiffany & Co.)
世界的に有名なアメリカの宝飾ブランド。
ティファニーブルーと呼ばれる独特の青い箱も有名で、プレゼントとしても人気があります。
- シグネチャー ダイヤ カフス 750YG ~92,400円
- ラピスラズリ カフス 750YG ~94,600円
- アトラス カフス カフリンクス カフスボタン キューブ K18YG ~181,000円
▶ブルガリ(BVLGARI)
イタリアを代表する高級宝飾ブランド。
大胆で華やかなデザインが特徴で、多くのセレブリティから支持されています。
- オニキス カフス 750(PG) ~91,300円
- ビーゼロワン カフス 750(YG) ~100,100円
- シェル カフス 750(PG) ~108,900円
- パヴェ ダイヤ カフス 750(PG) ~181,500円
3-2:高価買取が狙える理由
ブランド品が高価買取される理由は、素材である「金の価値」だけでなく、ブランド力やデザイン性という付加価値があるからです。
特に、限定品や人気デザインのカフスボタンは希少価値が高いため、高価買取に繋がりやすくなります。
これらのブランド品は、たとえ18金部分が少なくても、金相場の影響を受けにくく、安定した高値で買取される傾向があります。
これは、ブランドが持つネームバリューや時代を超えて愛されるデザインが、中古市場においても高い需要を維持し続けているためです。
3-3:査定額アップのコツ①付属品を揃える
ブランド品の18金カフスボタンを売却する場合、再販を目的に買取されることが多いです。
買取に出す際は、以下の付属品を揃えることで、査定額アップが期待できます。
商品の信憑性が高まる上に、再販時にプレゼントとしての需要が高まるからです。
上記の付属品をできるだけ揃えて、高価買取を狙いましょう!
3-4:査定額アップのコツ②新品の状態に近づける
ブランド品の18金カフスボタンは買取後、再販されるため、商品の状態が査定額に大きく影響します。
査定に出す前に、細かい埃や皮脂汚れを丁寧に除去し、清潔感のある状態にしましょう。
査定員の第一印象が良くなり、査定額アップに繋がります。
18金は柔らかい素材なので、研磨剤入りのクロスや硬いブラシの使用は避け、中性洗剤を薄めたぬるま湯で優しく洗いましょう。
汚れが酷い場合は、無理に落とさず買取業者に相談することをおすすめします。
美しい状態を保つことで、18金カフスボタン本来の価値を最大限にアピールし、高価買取を目指しましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
本記事では、18金カフスボタンの売却を検討中の方向けに、買取額の計算方法や高価買取が狙える人気ブランドについて解説しました。
18金カフスボタンは、素材としての価値だけでなく、デザインやブランドによっても買取価格が大きく変動します。
売却を検討する際は、複数の買取業者で相見積もりをし、最も高値をつけてくれる業者を選ぶようにしましょう。
「買取専門店諭吉」では米国宝石学会認定の「GIA G.G.」資格保有者がスタッフを教育し、他店にないトップクラスで信用・安心できる査定をしています。
長崎県に6店舗、福岡県に1店舗展開しており、店頭買取は勿論、宅配買取や出張買取での対応も可能です。
また、全国47都道府県、毎月40か所以上の公共施設やスーパー等で催事買取も実施中!
プロの査定士がお客様の目の前で、1点1点丁寧に査定し、その場で即現金化いたします。
■買取実績:イブサンローランのカフスをお買取りしました!諭吉 長崎イオンタウン早岐店
ご自宅に眠っている金や貴金属があれば、無料査定だけでも可能ですので是非ご利用ください。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!