【18金】ホワイトゴールドの特徴や価値、最新の買取相場を徹底解説!
この記事を書いた人
足立 美桜
まだ3年の査定歴ではありますが、大学では美術史を専攻し、前職では画商にいた経緯もあり、特に絵画と彫刻の査定に長けています。公正で確かな目でお客様の大切なお品物を一点一点丁寧に査定しています。
「昔買った18金のホワイトゴールドのアクセサリーがあるけど、いくらで買取してもらえるんだろう?」
現在、18金の買取相場が高騰しているのはご存じでしょうか?
2024年10月下旬からは、最高値が日々更新され続けており、投資家たちの注目を集めています。
18金の中でも価値の高いホワイトゴールドは、今売却するのが絶好のタイミングと言えるでしょう。
本記事では、ホワイトゴールドの特徴から買取相場、高価買取を狙うコツまで詳しく解説していきます。
また、よく間違えられやすい「白金(プラチナ)」との違いにも触れてますので、是非最後までご覧ください!
この記事を読めば、お手持ちのホワイトゴールドの価値がわかり、納得のいく価格で売却できるようになるでしょう。
■関連記事:【貴金属買取の基礎知識】高価買取のコツと買取業者の選び方を徹底解説
1.【18金】ホワイトゴールドとは?買取前にチェック!
そもそも18金ホワイトゴールドとは、どんな素材なのでしょうか?
まずは、ホワイトゴールドの基本的な知識について解説していきます。
1-1:カラーゴールドの一種
18金(K18)とは、金の含有量が75%の合金のことです。
残りの25%には、銀や銅、パラジウムなどの金属が含まれており、色や硬さを調整しています。
金の配合比率は変えず、混ぜる金属の種類や比率によって、以下のように様々な色のカラーゴールドを作り出すことができます。
代表的なカラーゴールドの種類 | 金属の割合(18金の場合) |
ホワイトゴールド | 金75%・銀15%・ ニッケルまたはパラジウムが10% |
ピンクゴールド | 金75%・銀10%・銅15% |
イエローゴールド | 金75%・銀15%・銅10% |
つまり、18金のホワイトゴールドとは、金の含有率が75%のカラーゴールドと言えます。
以前はニッケルを混ぜたものが主流でしたが、金属アレルギーの問題からパラジウムを混ぜたものが増加しています。
18金買取に関する基礎知識は、以下の記事で丁寧に解説しています。
併せてご覧ください。
■関連記事:18金買取がアツイ!相場高騰の理由と高価買取を狙う3つの方法
1-2:色味の特徴
18金のホワイトゴールドは、金をベースに作られているにも関わらず、金色ではありません。
光沢を帯びた白銀の輝きが特徴的な金属で、シルバーやプラチナに似ています。
この白さの秘密は、製造過程にあります。
純金に銀やパラジウム、ニッケルといった白色金属を配合することで、金色を抑え、白銀の色味を引き出しているのです。
さらに、「ロジウム」という金属でメッキを施すことで、より一層白さを際立たせています。
人の手によって丁寧に作り出された純白の輝きは、ホワイトゴールドならではの魅力と言えるでしょう。
見た目は似てますが、プラチナ(白金)とは全く異なる金属なので、ご注意ください。
白金との違いについては、3章で詳しく解説します。
1-3:人気の理由
18金のホワイトゴールドは、レディースアクセサリーからメンズ腕時計まで、幅広く愛用される人気の高い素材です。
その理由は、日本人の肌になじみやすい、白く艶やかな輝きにあります。
特に、ダイヤモンドとの相性が抜群で、結婚指輪やネックレスなどのアクセサリーに最適です。
また、ホワイトゴールドの仕上げに使われるロジウムメッキは、汗や皮脂による変色に強く、耐久性に優れています。
そのため、長期間美しい状態を保つことができ、日常的に身に着けるアクセサリーとしても理想的です。
18金ホワイトゴールドは、冠婚葬祭からビジネス、普段使いまでシーンを選ばず利用できるので、年齢や性別を問わず多くの方に愛用されています。
2.18金ホワイトゴールドの最新の買取相場をチェック!
お手元のホワイトゴールドのアクセサリーや腕時計が、どれくらいの買取額になるのか気になりますよね。
本章では、18金ホワイトゴールドの買取相場や実際の買取額の計算方法を解説していきます。
査定を依頼する前に、おおよその査定額を予測してみましょう!
2-1:ホワイトゴールドの価値を再認識
「ホワイトゴールドは色々な金属が混ざってる分、価値が低いのでは?」という不安の声を耳にすることがあります。
結論から申し上げると、純金の含有量が同じであれば、ホワイトゴールドはイエローゴールドやピンクゴールドよりも価値が高いと言えます。
これは、ホワイトゴールドの配合に使われるパラジウムが高価な貴金属であるためです。
パラジウムは近年、供給不足の影響もあり、価値が上昇しています。
2023年以前は、金よりも価格が高騰していた時期もありました。
※ピンク色がパラジウム、金色が18金の価格推移を表してます。
■画像引用:なんぼや 推移グラフ
一方、イエローゴールドやピンクゴールドの配合には、銀や銅などが用いられますが、これらの金属は金やパラジウムと比べて価値が低いため、相対的に買取額も低くなるのです。
このように、ホワイトゴールドは、美しいだけでなく素材そのものにも価値があります。
価値を見誤ることなく、専門業者にしっかり査定をしてもらいましょう!
2-2:18金ホワイトゴールドの買取相場の調べ方
18金ホワイトゴールドの買取価格は、世界経済や国際情勢の影響を受けて日々変動しています。
つまり、全く同じ重さの製品であっても、売却するタイミングによって買取価格が変わるのです。
少しでも高く売却したいと考えるなら、日々の金相場をチェックすることが重要です。
買取相場は、新聞やテレビの経済ニュース、金融機関のウェブサイト、貴金属専門の情報サイト、買取業者の公式サイトなどから確認することができます。
上記のサイトでは、分かりやすいグラフなどで、1gあたりの価格や過去の価格推移を確認できます。
こまめにチェックして、相場の動きを把握しましょう。
■画像引用:ネットジャパン
18金ホワイトゴールドの相場を知るには「K18WG」の項目をチェックしましょう!
この日の買取相場は1gあたり10,523円であることがわかります。
パラジウムの価値が評価され、18金よりも高くなっていることがわかりますね!
2-3:買取額の計算方法
それでは、買取相場を元に、指輪の査定額を計算してみましょう!
18金製品の買取額は以下の計算式で簡単に求めることができます。
『買取額=重さ×18金ホワイトゴールドの買取相場』
例えば、本記事執筆中の2024年11月1日の18金ホワイトゴールドの買取相場は1gあたり11,039円です。
売却したいアクセサリーなどの重さが15gだった場合、買取額は15g×11,039円/g=165,585円となります。
2020年頃から始まった金相場の高騰は、現在も続いており、過去最高額を更新し続けている状態です。(※2024年11月1日現在)
まさに、今が18金ホワイトゴールドを売却する絶好のタイミングと言えるでしょう。
また、これはあくまでも「金」として買取した場合の査定額です。
宝石が付いている物やブランド品の場合、付加価値がプラスされることで、更に高額査定となる可能性も秘めています。
4章で詳しく解説しているので、併せてご覧ください!
Q.歪んだり変色してても買取してもらえるの?
合金とは言え、金はもともと柔らかい素材なので、衝撃を与えると歪んでしまう事も…。
「買い手が付かなければ、売れないのでは…。」と不安に思う方も多いはず。
しかしながら、結論から申し上げると、18金製品は変形していても買取可能です!
金は溶かして再利用できる性質を持つため、再販できないような状態でも、その日の金相場に基づいた価格で査定してもらえます。
安心して買取業者に依頼してみましょう!
■関連記事:壊れた貴金属、諦めないで!買取の仕組みと業者選びの4つのコツ
3.ホワイトゴールドと白金(プラチナ)は別物!3つの違いと見分け方
ホワイトゴールドと白金(プラチナ)は、どちらも銀白色の金属であるため、一見すると見分けがつきません。
字面だけを見た感じだと「単に翻訳しただけじゃないの?」と思われる方もいらっしゃるでしょう。
しかし、この2つは全く異なる金属です。
ここでは、ホワイトゴールドと白金の3つの違いと見分け方について解説します。
3-1:素材や希少性の違い
プラチナは、金や銀と同じように自然界に単独で存在する元素であり、天然の単一金属です。
化学的に安定しており、変色や変質が起こりにくいことから、古くから装飾品として重宝されてきました。
一方、ホワイトゴールドは金に銀やパラジウムなどを配合して作られる合金です。
プラチナは金よりも産出量が少なく、一時期は金よりも高値で取引されていました。
しかし、2015年頃を境に金価格が高騰し、現在に至るまで高値圏を推移し続けています。
その結果、希少価値の高いプラチナよりも、ホワイトゴールドの方が高値で取引されるという現象が起きています。
3-2:強度の違い
強度という点では、プラチナよりもホワイトゴールドが優れています。
いくつかの貴金属を組み合わせた合金であるホワイトゴールドは、単一金属であるプラチナ(白金)よりも硬度が高く、傷や変形に強いのが特徴です。
日常的に身につけるジュエリーとしては、ホワイトゴールドの方が扱いやすいと言えるでしょう。
一方、プラチナはホワイトゴールドよりもやわらかく、粘り気のある金属です。
そのため、繊細なデザインや細かい細工を施しやすいという特徴があります。
このように、強度ではホワイトゴールドが優れている一方、プラチナは加工のしやすさという点で魅力があります。
3-3:変色の違い
変色のしにくさで比較すると、プラチナが優れています。
貴金属は汗や皮脂、洗剤などに含まれる成分によって変色することがありますが、プラチナはそれらへの耐性が高く、美しい輝きを長く保つことができます。
一方、ホワイトゴールドは、白い輝きを出すためにロジウムコーティングが施されています。
このコーティングは、経年劣化により剥がれ落ちることがあり、下地である地金が見えてしまうことがあります。また、含まれる銀や銅が空気中の硫化水素と反応して黒ずみが発生する可能性もあります。
プラチナは経年変化に強く、特別なケアを必要としませんが、ホワイトゴールドは輝きを保つために、定期的なメンテナンスが必要となります。
3-4:刻印で見分けよう!
見た目が似ているホワイトゴールドと白金(プラチナ)ですが、刻印を見れば簡単に見分けることができます。
18金ホワイトゴールドの刻印 | K18WG、18KWなど |
プラチナの刻印 | Pt900、Pm900、PLATINUMなど ※数字は純度によって変わります。 |
刻印は、指輪の内側や、ネックレスの留め具部分など目立たない場所に刻まれています。
しかしながら、貴金属の中には刻印のない製品も存在します。
刻印が無いからと言って偽物と決めつけるのは早いです!
価値を見極めるためにも、専門業者に査定を依頼してみましょう。
4.18金ホワイトゴールドで高額買取が狙える4つの特徴!
2章では、18金ホワイトゴールドの価値を決めるポイントとして、「金の買取相場」をご紹介しました。
しかしながら、中には「金」としての価値よりも、「製品」としての価値が高く、再販を目的として買取される物もあります。
本章では、高価買取が狙える18金ホワイトゴールドの特徴を4つご紹介します。
4-1:宝石がついてる物
製品に宝石が付いている場合、宝石の種類や状態によって査定額が大きく変わる可能性があります。
宝石にはそれぞれ独自の価値があり、金の価値にプラスアルファとして加算されるためです。
査定士は、宝石の種類や品質、大きさ、輝きなどを厳密に評価し、その価値を査定額に反映します。
そのため、ダイヤモンドやサファイア、エメラルドなど、希少性や品質の高い宝石が使われている場合は、査定額が大きく上がる可能性があります。
査定品に宝石が付いている場合は、貴金属だけでなく、宝石の知識も深い買取業者を選びましょう!
4-2:人気ブランド品
18金ホワイトゴールドが人気ブランド品の場合は、さらに高値がつく可能性があります。
素材である「金の価値」だけでなく、ブランド力やデザイン性という付加価値があるからです。
特に、限定品や人気デザインの場合は希少価値が高いため、高価買取に繋がりやすくなります。
これらのブランド品は、たとえ18金部分が少なくても、金相場の影響を受けにくく、安定した高値で買取される傾向があります。
これは、ブランドが持つネームバリューや時代を超えて愛されるデザインが、中古市場においても高い需要を維持し続けているからです。
<高額買取が狙えるハイブランド>
- Cartier(カルティエ)
- Tiffany & Co.(ティファニー)
- BVLGARI(ブルガリ)
- Van Cleef & rpels(ヴァンクリーフ&アープル)
- CHANEL(シャネル)
- ハリー・ウィンストン
4-3:付属品が揃った物
人気ブランド品を売却する場合、再販を目的に買取されることが多いです。
買取に出す際は、以下の付属品を揃えることで、査定額アップが期待できます。
商品の信憑性が高まる上に、再販時にプレゼントとしての需要が高まるからです。
上記の付属品をできるだけ揃えて、高価買取を狙いましょう!
4-4:新品の状態に近い物
人気ブランド品など、再販を目的に買取される場合、商品の状態が査定額に大きく影響を与えます。
査定に出す前に、細かい埃や皮脂汚れを丁寧に除去しておきましょう。
清潔感のある状態にすることで、査定員の第一印象が良くなり、査定額アップにも繋がります。
ジュエリーなど宝石が付いたものは、柔らかい布で優しく汚れを拭き取る程度にしましょう。
研磨剤入りのクロスや洗浄液は、宝石の品質を下げる要因となるため注意が必要です。
汚れが酷い場合は、無理に落とそうとせず、買取業者に相談することをおすすめします。
まとめ
本記事では、18金ホワイトゴールドの特徴や買取相場、白金との違いや見分け方について解説しました。
今回紹介したように、18金ホワイトゴールドは、金相場が高騰している今、売却を検討する価値が十分にあります!
売却をする場合は、信頼できる買取業者に相談することをおすすめします。
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18金のホワイトゴールドやプラチナは勿論、宝石部分の価値もしっかり評価し、適正価格をご提示いたします!
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ご自宅に眠っている金や貴金属があれば、無料査定だけでも可能ですので是非ご利用ください。
■買取実績:ダイヤ付きプラチナ ホワイトゴールド リングお買取させて頂きました!!!!!
記事内で紹介した、買取相場の調べ方や刻印の見分け方を参考に、ぜひ納得のいく価格で18金のホワイトゴールドを売却してくださいね。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!