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ルイ・ヴィトンはボロボロでも買取OK!捨ててはいけない3つの理由&状態別の買取実例を大公開!

投稿日: 2025年12月31日

更新日: 2025年12月27日

ルイ・ヴィトンはボロボロでも買取OK!捨ててはいけない3つの理由&状態別の買取実例を大公開!

この記事を書いた人

足立 美桜

足立 美桜

まだ3年の査定歴ではありますが、大学では美術史を専攻し、前職では画商にいた経緯もあり、特に絵画と彫刻の査定に長けています。公正で確かな目でお客様の大切なお品物を一点一点丁寧に査定しています。

「昔買ったヴィトンのバッグ、久しぶりに出してみたら内側がベタベタ…」
「持ち手がちぎれかけていて、さすがに人前では使えない」
「カビのような匂いもするし、ゴミの日に出してしまおうかしら?」

クローゼットの整理中に、そんな変わり果てた姿のルイ・ヴィトンを見つけてため息をついていませんか?

もしそうなら、どうか絶対に捨てないでください。

実は、ルイ・ヴィトンは数あるブランドの中でも特別な存在であり、どんなにボロボロの状態でも値段が付く可能性が極めて高いブランドなのです。

「こんなゴミみたいな状態、お店に見せるのも恥ずかしい」と遠慮する必要は一切ありません。

このコラムでは、買取専門店だからこそ知る「なぜボロボロでも売れるのか」という理由と、実際に買い取らせていただいた「驚きの買取事例」をご紹介します。

この記事を読み終える頃には、ゴミ袋に入れようとしていたそのバッグが、週末のランチやお孫さんへのプレゼントに変わる「宝物」に見えてくるはずですよ。

■関連記事:思い出のヴィトン、正当な価値で買取へ。最新相場&買取業者を見極める4つの方法

1.ルイ・ヴィトンがボロボロでも売れる3つの理由

ルイ・ヴィトンがボロボロでも売れる3つの理由

「こんなゴミ同然の状態、お店に持っていくのが恥ずかしい…。」と思われるかもしれません。

しかし、私たち査定員はボロボロのヴィトンを見ると「さすがヴィトン、まだ価値がある!」と判断します。

その理由は主に3つあります。

理由①:根強いブランド力

ルイ・ヴィトンは、国や世代、性別を問わず愛され続けている、世界で最も有名なブランドの一つです。

市場には「新品でないと嫌」という方がいる一方で、「使用感があってもいいから、憧れのヴィトンを安く手に入れたい」「ボロボロでも構わないから、本物のヴィトンを持ちたい」という層が確実に存在します。

特に、モノグラムダミエといった定番ライン(柄)や、スピーディなどの名作モデルは需要が途絶えることがありません。

そのため、どんなに状態が悪くても、需要がある限り値段がつかないということは滅多にないのです。

理由②:高い耐久性

ルイ・ヴィトンの製品は、熟練した職人が手作業で仕立てており、元々「修理しながら長く使い続けること」を前提に作られています。

素材であるトワル地(モノグラムなどが描かれた生地)は非常に丈夫で、水や傷に強い特性を持っています。

そのため、持ち手がちぎれたりファスナーが壊れたりしていても、バッグの本体さえ無事であれば、プロのリペア技術で修復し、再び商品として市場に出すことが可能です。

「壊れたら終わり」ではなく「直せば使える」品質だからこそ、買取店も積極的に買い取ることができるのです。

理由③:部品取りとしての需要があるから

これが他のブランドにはない、ルイ・ヴィトン特有の理由です。

実は、バッグとして再販できないほど激しいダメージがある場合でも、そのバッグに使われている「パーツ」には価値が残ります。

例えば、ロゴが入った真鍮の金具ファスナー、あるいは破れていない一部のキャンバス生地などは、修理業者がリメイク素材や補修用パーツとして欲しがります。

特に廃盤になった古いモデルの純正パーツは入手困難なため、コレクターや職人からの需要が非常に高いのです。

あなたのバッグは、他のバッグを蘇らせるための貴重な資源になり得ます。

ポイント

修理だけでなく、車内の内装パーツとして使われている事例もあります。

Q.それでも「買取不可」となってしまうケースとは?

基本的には正規品であれば、どんな状態でも買取可能ですが、例外も存在します。

まず、原型を留めていないほど破損が激しいものは、さすがに修理も部品取りもできないため、買取不可や数百円程度の査定になることがあります。

また、通常のカビや生活臭ではなく、汚物などが付着して衛生的に取り扱いが困難な場合もお断りするケースが多いです。

そして当然ながら、コピー商品(偽物)は、たとえ新品同様であっても買取することはできません。

【Check!】お家で簡単LINE査定!

「理屈はわかったけれど、やっぱりボロボロのバッグを対面で出すのは恥ずかしい」
「もし値段がつかなくて笑われたらどうしよう」

そんな不安をお持ちの方は、自宅にいながら査定ができる「LINE査定」がおすすめです。

スマホでバッグの写真を撮って送るだけで、おおよその査定額を知ることができます。

諭吉のLINE査定

撮影の際は、全体像だけでなく、傷がある部分の拡大写真や、写真では伝わりにくい「ベタつき」などの状態を文章で添えると、より正確な金額がわかります。

まずは誰にも会わずに、こっそりと価値を確かめてみませんか?

2.買取対象となったルイ・ヴィトンのバッグ5例!ボロボロでも驚きの価値!

買取対象となったルイ・ヴィトンのバッグ5例!ボロボロでも驚きの価値!

本章では、実際に買取店で取引された、ダメージのあるルイ・ヴィトンの事例をご紹介します。

日本、特に湿度の高い地域では避けられない「ベタつき」や「カビ」、長年の使用による「破損」。

これらはすべて買取対象です。

「私のバッグと同じ!」という事例がきっと見つかるはずですよ。

【実例】①:ベタつき・変色

M91008-1

「変色しちゃってるんだけど…。」と申し訳なさそうに出されたのは、ヴェルニのトンプソン

エナメル素材の「ヴェルニ」は、湿気や日光による変色、レシートなどのインク移りが起きやすいラインです。

M91008-2

こちらのバッグは、持ち手も綺麗で型崩れも少ないのですが、全体的に変色が目立ちます。

写真では伝わりませんが、ペタペタと肌にくっつく「ベタつき」もございました。

M91008-3

ルイ・ヴィトンのバッグは、内ポケットに使われている合成皮革が加水分解を起こし、ベタベタに溶けて張り付いてしまうこともよくあります。

しかし、これらはリペアや、変色部分を黒く染め替えるリカラーベースとしての需要があるため、問題なく買取可能です。 

トンプソン(ヴェルニ/M91008)

【参考買取価格】~15,000円

【実例】②:ヌメ革のシミ・ひび割れ

続いては、モノグラムのアルマ

全体的な使用感と、変形があります。

M51130-1

ヌメ革部分が経年劣化で飴色に変色しており、持ち手はひび割れや擦れも確認できます。

M51130-2

ヌメ革は雨などの水分に弱い素材なので、底の部分は特にシミが目立っておりました。

M51130-3

購入時は白くて美しかったヌメ革も、乾燥してひび割れたり、最悪の場合は負荷がかかって千切れてしまうことがあります。

一見すると致命的なダメージに見えますが、持ち手やパイピング(縁取り)は新しい革に交換修理が可能です。

本体のモノグラム生地さえ無事なら、驚くほどの価格がつくことも珍しくありません。

千切れたパーツもあれば是非一緒にお持ちくださいね!

純正金具がついている場合、部品取りとしての需要が見込めますよ。

アルマ(モノグラム/M51130) 

【参考買取価格】~30,000円

査定額をお伝えすると、「え!そんなに!?売ります!」と即答でした(笑)

箱や保存袋、カデナ(パドロック)、鍵などの付属品も揃っておりましたので、精一杯のお値段をご提示させていただきました!

【実例】③:持ち手の擦れ、千切れ

続いてご紹介するのは、現在は廃盤になっているモノグラムのモンソー28です。

お仕事で毎日使用していたとの事で、全体的に使用感が強いお品物となります。

M51185-1

持ち手の部分は、擦れとひび割れが酷く、一部は千切れかけてます。

M51185-2

コインケースの査定のついでに…と、お持ち込みいただいたバッグで「捨てる前に一度査定に出してみようかなって…。」と、遠慮気味なご様子でした。

その判断は大正解です!このような状態でも持ち手交換巻き直しコバ(革の縁)の補修・塗り直しで修理が可能なんですよ。

モンソー28(モノグラム/M51185)

【参考買取価格】~15,000円

査定額をお伝えすると、大層驚かれた様子でした。

捨てるしかないと思ってたものに、これだけの価値があるんです!

【実例】④:カビ

続いてご紹介するのは、旅行用ボストンバッグ、キーポルです。

くったり感はあるものの、ヌメ革の変色も少なく美品…と思いきや、鼻を突く匂いが…。

M41416-1

その正体は、カバン内部の白カビでした!

M41416-1

押し入れの奥にしまい込んでいたバッグを久々に出してみたら、カビ臭い……というのは、湿気の多い日本ではよくあるトラブルです。

この場合も、専門業者によるクリーニングやオゾン脱臭で改善できるケースが多いため、買取をお断りすることはありません。

カビは乾いた布で優しく拭き取ってから査定に出すと印象が良くなりますが、水拭きはシミの原因になるので避けましょう。

キーポル・バンドリエール50(モノグラム/M41416) 

【参考買取価格】~35,000円

お値段がしっかり付いたのでお客様も大変お喜びになっておりました!

【実例】⑤:擦れ・千切れ・付属品欠品

最後にご紹介するのは、モノグラムのスピーディ

ド定番の人気モデル×ラインの組み合わせです。

全体的に使用感や型崩れ、白い擦れが目立ちます。

M41524-1

お客様が申し訳なさそうに差し出してきたのは…ファスナーの引手部分でした。

酷使する部分ですので、千切れてしまうのは良くある事です。

更に、鍵を無くしてしまったとの事で、カデナ部分のみを持参してくださりました。

M41524-2

このような一部が千切れたバッグや、付属品が無くなったものでも問題なく買取は可能です。

特にスピーディのような人気モデルは、中古市場でも需要が高いため、しっかりお値段付けさせていただきました。

スピーディ(モノグラム/M41524)

【参考買取価格】~38,000円

ヴィトン以外のバッグのついでにお持ち込みいただきましたが、結果的にスピーディが1番高く買取させていただきました。

3.黒ずみや角擦れも買取OK!ルイ・ヴィトンの財布3つの買取事例

黒ずみや角擦れも買取OK!ルイ・ヴィトンの財布3つの買取事例

お財布は毎日手に触れ、開け閉めを行うため、バッグ以上にダメージを受けやすいアイテムです。

「小銭入れが真っ黒」「ファスナーが閉まらない」といった状態でも、ルイ・ヴィトンの財布なら需要があります。

買い替えで不要になったボロボロの財布があれば、ぜひバッグと一緒に査定に出してみましょう。

【実例】①:型崩れ・小銭入れの汚れ

まずは、全体的な使用感や擦れが目立つ、ポルトフォイユキュリーズ

M60408-1

特に、小銭入れの内部は、黒ずみが目立っていました。

お札入れの隅にも目立つ剥げや汚れが確認できます。

M60408-2

長年使用していると、どうしても小銭の汚れが内側に付着したり、カードやレシートを入れすぎて型崩れしたりします。

しかし、使用上の機能に問題がなければ、十分に買取対象となります。

査定前に、中に入っているホコリやゴミをガムテープなどで軽く取り除くだけでも、査定員への印象がアップしますよ。

ポルトフォイユキュリーズ (モノグラム・アンプラント/M60408)

【参考買取価格】~10,000円

【実例】②:ファスナーが閉まらない

続いてご紹介するのは、大人気のジッピーウォレット

一見美品に見えますが…。

M60017-1

なんと、ファスナーが閉まらないとのことでした…!

M60017-2

長期間保管していると、湿気で金具に緑色のサビ(緑青)が発生し、ファスナーが動かなくなったり、無理に動かして持ち手が折れてしまったりすることがあります。

これもバッグ同様、金具の交換やサビ取りで対応できるため、「ジャンク品」として買取可能です。 

無理にこじ開けようとすると布地まで破れてしまうので、動かない場合はそのままの状態でお持ちください。

ジッピーウォレット(モノグラム/ M60017)

【参考買取価格】~10,000円

「こんなの買取ってどうするの?」とお客様も疑問に感じておりました(笑)

しっかり説明させていただくと、持ってきてよかった~と笑顔に。

こちらこそ、お持ち込みいただきありがとうございました!

【実例】③:膨らみ・金具剥げ

最後にご紹介するのは、ダミエのジッピーウォレット

まだ中にお札やカードが入っているのかな?というくらいパンパンに膨れて変形しております。

N41661-1

ポケットに入れて使用していた場合、湿気や体温で財布全体が反り返ることもあります。

また、金色のボタンやファスナートップのメッキが剥げているのもよくある経年劣化です。

N41661-2

このような状態でも使用に支障がなければ買取金額がつきます。

お財布の中は綺麗な状態でしたので、精一杯のお値段付けさせていただきました!

ジッピーウォレット(ダミエ/N41661)

【参考買取価格】~12,000円

4.少しでも高く!ボロボロのルイ・ヴィトンを買取に出す際の注意点

少しでも高く!ボロボロのルイ・ヴィトンを買取に出す際の注意点

ここまで読んで「私のバッグも売れそう!」と思っていただけたでしょうか?

ただ、最後に一つだけ注意していただきたいことがあります。

それは、良かれと思ってやった行動が、逆に査定額を下げてしまう可能性があるということです。

少しでも高く、そしてスムーズに買い取ってもらうために、査定に出す前に知っておきたい4つのポイントをお伝えします。

4-1:査定前に修理に出さない

「壊れたままより、直してから売った方が高く売れるのでは?」と考えるのは自然なことですが、これはおすすめしません。

正規店での修理費用は数万円と高額になることが多く、査定額のアップ分でその費用を回収するのはほぼ不可能です。

結果的に損をしてしまうケースが大半ですので、壊れたままの状態でお持ちいただくのが一番の正解です。

ポイント

お手頃だからと言って、正規店以外で修理を行うのは絶対にNGです!「正規品」と見なされなくなり、査定額がガクッと下がります。

4-2:付属品はできるだけ揃える

購入時の保存袋紙袋などが残っていれば、ぜひ一緒にお持ちください。

ボロボロのバッグだからといって付属品が不要なわけではありません。

次に買う方にとっては付属品が揃っている方が魅力的ですので、プラス査定になる可能性があります。

ただし、ルイ・ヴィトンには元々「保証書(ギャランティカード)」が存在しません。

探しても見つからないのは当然ですので、安心して査定にお出しください。

4-3:自己流の補修はNG

これが最もやってはいけないことです。

持ち手が取れたからといって、市販の瞬間接着剤でくっつけたり、自分で縫い合わせたりするのは絶対にやめてください。

市販の接着剤は革を硬化させ、プロの職人でも再修理が困難になります。

また、自分で手を加えたものは「改造品」とみなされ、正規のブランド価値を失い、大幅な減額や買取不可になってしまうリスクがあります。

4-4:買取実績が豊富な業者を利用する

ボロボロのヴィトンを売る際は、お店選びが重要です。

ルイ・ヴィトンの買取実績が豊富で、ホームページなどで「壊れたヴィトンも買取します」「ボロボロでも大歓迎」と積極的にアピールしている業者を選びましょう。

そういった業者は独自の販売ルートやリペア技術を持っているため、他店では断られるような状態でも、しっかりとした値段をつけてくれます。

Googleマップの口コミなども参考に、信頼できるお店を探してみてください。

買取実績ルイ・ヴィトン

まとめ

「持ち手がちぎれている」「内側がベタベタする」 「汚れや変色が酷い」

そんな状態のルイ・ヴィトンがお手元にあれば、それはゴミではなく、現金化できる立派な「資産」です。

たくさんの思い出が詰まった大切なバッグを、ただ捨ててしまうのは心が痛むもの。

当店のような買取専門店にお任せいただければ、その価値をしっかりと見出し、メンテナンスを施して、また次の誰かが大切に使えるように橋渡しをさせていただきます。

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