知らないと損する?歯科用パラジウムの価値と高額売却の秘訣
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今田 結衣
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近年、金やプラチナに次ぐ貴金属として注目を集めているパラジウム。
実は、皆さんの身近なところにも存在しています。
それは、歯科治療で使われる「歯科用パラジウム」です。
使用済みになった歯科用パラジウムには、実は価値が眠っています。
そこで!本記事では、歯科用パラジウムの価値や買取相場、高額売却の秘訣について詳しく解説していきます。
関連記事:パラジウムってどんな金属?用途や相場、買取額を決める5つの要素
1.パラジウムとは?
「パラジウム」という言葉を聞いたことはありますか?
実は、歯科治療で使われる金属にも含まれている、とても貴重な金属なのです。
もしかしたら、あなたの手元にも、眠っているパラジウムがあるかもしれません。
このページでは、パラジウムとは何か、用途など基本的な情報をご解説いたします。
では、パラジウムについての説明に移ります。
パラジウム(Pⅾ)は、白金族元素に属する銀白色の貴金属です。
白金族元素の中でも特に化学的に不活性な金属で、酸やアルカリにも強く、常温ではフッ化水素酸以外には溶けません。
主にロシアや南アフリカ、カナダなどで産出されており、プラチナよりも産出量が少なく、希少価値が高いです。
柔らかく加工しやすいため、宝飾品や工業製品など幅広い用途に利用されています。
また、錆びにくく、美しい輝きを長く保ちます。
◎主な用途
- 自動車触媒: ガソリン車の排気ガス浄化装置に不可欠な存在です。
- 宝飾品: プラチナに似た美しい輝きを持つため、指輪やネックレスなどに利用されます。
- 電子機器: パソコンやスマートフォンなどの電子部品にも使用されています。
- 歯科材料: 合金の成分として、詰め物や被せ物などに利用されます。
2.歯科用パラジウムの価値についてご紹介!
毎日歯磨きをしている時に、ふと目にする銀歯。
実はその中には、プラチナにも匹敵する価値を持つ「パラジウム」という貴金属が使われていることをご存知ですか?
今回は、意外と知られていない歯科用パラジウムの価値について、詳しく解説していきます!
2-1:歯科用パラジウムとはどんなもの?
歯科用パラジウムとは、その名の通り歯科治療に使われる金属合金の中で、特にパラジウムを主成分としたものを指します。
パラジウムはプラチナと同じく貴金属に分類され、耐食性、耐久性、安全性に優れているため、詰め物や被せ物、ブリッジなどの歯科金属材料として広く利用されてきました。
特に日本では、金銀パラジウム合金(金パラ)と呼ばれる金と銀を混ぜた合金が、長年多くの歯科治療で利用されてきています。
しかし、近年ではパラジウムの価格高騰や、金属アレルギーのリスクなどが懸念されるようになり、歯科治療ではパラジウムを含まない素材も増えてきています。
それでも、過去に治療を受けた方の口の中には、パラジウムを含む歯科金属が使用されているケースが多く見られます。
2-2:歯科金属としてのパラジウムの特徴と種類
パラジウムは単体で使用されることは少なく、他の金属と混ぜ合わせて合金として使用されます。
大きく分けて、金パラジウム合金、銀パラジウム合金、パラジウム-銀-銅合金の3種類が代表的です。
金とパラジウムを主成分とし、プラチナも含まれる場合があります。
非常に耐食性、耐久性、生体親和性に優れており、金合金に次ぐ高貴な金属として知られています。
奥歯の詰め物や被せ物、ブリッジなど、強度と耐久性が求められる部位に最適です。
銀とパラジウムを主成分とし、金パラに比べて安価なのが特徴です。
強度と耐久性も高く、比較的扱いやすい素材と言えます。
奥歯の詰め物や被せ物など、金パラと同様に強度が求められる部位に使用されます。
パラジウム、銀、銅を主成分とした合金で、銀パラジウム合金よりもさらに安価です。
ただし、耐食性は他のパラジウム合金に比べて劣ります。
前歯の詰め物など、審美性が求められる部位に使用されることがあります。
2-3:12%金パラの使用用途
参考元:金・プラチナ・貴金属の高価買取 Fuji Gold
歯科用パラジウムの中でも特に広く使用されているのが、「12%金パラ」(12Kゴールドパラジウム合金)呼ばれる金合金です。
これは、金とパラジウムを主成分とし、銀や銅などを配合して作られています。
12%金パラは、主にインレー(詰め物)やクラウン(被せ物)などの歯科補綴物に使用されています。
12%金パラは強度と耐久性に優れているため、奥歯など、強い力がかかる部位の歯冠修復に適しています。
適度な硬さを持つため、噛み合わせの相手となる歯を過度に摩耗させることがありません。
◎12%金パラの特徴
- 生体親和性が高い: 金属アレルギーを起こしにくい性質です。
- 耐食性に優れている: 口の中の環境でも錆びにくく、長期間にわたって使用できます。
- 精密な加工が可能: 歯の形に合わせて精密に加工することができます。
しかし、金合金の中では金含有量が低いため、変色する可能性があります。
保険適用外の治療となることが一般的です。
3.歯科用パラジウムの市場価格と相場
金やプラチナと並び貴金属として知られるパラジウム。
工業需要の高まりとともに価格が高騰を続ける中、歯科治療の現場でもその影響は無視できません。
詰め物や被せ物などに使われる歯科用パラジウム合金の価格も、近年上昇傾向にあります。
今回は、歯科用パラジウムの市場価格と相場の現状、そして今後の見通しについて詳しく解説していきます。
3-1:パラジウムの買取相場が高騰している理由
パラジウムの買取価格が上昇している理由は、主に以下の3つの要因が考えられます。
- 自動車触媒需要の増加
パラジウムは、ガソリン車の排ガス浄化触媒に不可欠な貴金属です。
近年、世界的に自動車排ガス規制が強化されており、特に中国やインドなどの新興国での自動車販売台数増加に伴い、パラジウム需要が高まっています。
一方で、電気自動車(EV)への移行が進んでいますが、EVの普及には時間がかかると予想され、当面はガソリン車が主流であり続けるため、パラジウム需要は高い状態が続くと見込まれています。
- 供給不足
パラジウムは、生産量が限られている希少金属であり、そのほとんどがロシアと南アフリカで産出されています。
ロシアのウクライナ侵攻や南アフリカの鉱山におけるストライキなど、地政学的リスクや供給不安定な要素が存在し、供給不足が懸念されています。
- 投資目的の購入増加
金やプラチナと同様に、パラジウムも投資対象として注目されています。
特に、供給不足や地政学的リスクの高まりから、安全資産としての需要が高まっており、投資資金の流入が価格上昇を後押ししています。
3-2:本日のパラジウム買取相場
本日のパラジウム(Pd1000)買取価格相場をご紹介します!
本日(2024.12.27時点)の1gあたりのパラジウム買取相場は、4,752円です。
歯科用のパラジウムは合金であり、パラジウムの含有量は少ないため、上記の買取価格相場よりは低価格となります。
また、インレーやクラウンなど、歯型を取って作製する歯科金属は「歯科金属スクラップ」として扱われ、買取価格が低くなる傾向があります。
もちろん未開封の方が高価買取が期待できますし、箱や袋などの付属品をお持ちの場合は、捨てずに商品と一緒に査定に持ち込むようにしましょう。
4.歯科用パラジウムの高額売却の3つの秘訣!
使わなくなった歯科用パラジウム、眠ったままになっていませんか?
実は、そのパラジウム、高額で売却できる可能性を秘めているんです!
特に、歯科材料として使われていたパラジウムは高純度であるため、思わぬ高値がつくことも。
しかし、適切な知識がないまま売却に踏み切ると、本来の価値よりも低い価格で買い取られてしまう可能性も…。
そこで今回は、歯科用パラジウムを少しでも高く売却するための3つの秘訣を、専門家が分かりやすく解説します!
4-1:買取相場を把握しておく
歯科用パラジウムを売却する際に、買取相場を事前に把握しておくことは 大変重要です。
なぜなら、パラジウムは貴金属の中でも価格変動が大きい金属で、買取相場を把握せずに売却すると、相場よりも低い価格で買い叩かれてしまう可能性があるからです。
事前に買取相場を把握しておくことで、提示された価格が適正かどうかを判断する基準となり、安心して売却できます。
また、悪質な買取業者は、顧客が買取相場を知らないことを利用して、不当に低い価格で買い取ろうとすることがあります。
そのような場合、買取相場を事前に調べておくことで、悪質な業者を見分ける判断材料になります。
このようなリスクを避けるためにも、売却前には必ず買取相場を把握しておきましょう。
4-2:複数の買取業者に見積を出す
歯科用パラジウムを高額で売却する際には、複数の買取業者から見積を出してもらい、買取価格を比較しましょう。
なぜなら、買取業者によって、パラジウムの評価基準や手数料、企業努力など様々な要素が異なるため、買取価格は業者ごとに大きく変わる可能性があるからです。
一社だけに絞ってしまうと、他社が提示するかもしれない、より高額な買取価格を見逃してしまう可能性があります。
また、残念ながら、中には法外な手数料を請求したり、買取価格を不当に低く提示する悪質な業者も存在します。
複数の業者に見積もりを依頼することで、相場からかけ離れた価格を提示してくる悪質な業者を見分けることができます。
特に、買取価格が相場よりも極端に高い場合は注意が必要です
ぜひ複数の業者に見積もりを依頼し、納得のいく価格で売却しましょう。
4-3:買取実績のある業者に依頼する
歯科用パラジウムを高値で売却するためには、買取実績が豊富な業者を選びましょう。
歯科用パラジウムは、純パラジウムとは異なり、銀やプラチナなどの金属が混合されています。
買取実績が豊富な業者は、長年の経験と専門知識に基づき、これらの金属の含有量を正確に分析し、適正な価格で査定することができます。
特に、歯科用金属に特化した買取業者であれば、より専門性の高い査定を期待できます。
また、歯科用パラジウムを精製し、再利用可能な状態にするには、専門的な設備と技術が必要です。
買取実績が豊富な業者は、これらの設備を自社で保有しているか、信頼できる精製業者と提携しているため、中間マージンを削減し、高価買取につなげることができます。
数多くの買取実績を持つ業者は、それだけ多くの顧客から信頼を得ている証でもあります。
顧客からの口コミや評判を参考に、信頼できる業者を選ぶことが大切です。
歯科用パラジウムは貴重な資源です。
信頼できる買取業者を選び、適正な価格で売却しましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
本記事では、歯科用パラジウムの売却をお考えの方のために、パラジウムの基本情報から歯科用パラジウムの特徴や価値、高価買取の秘訣までご紹介しました。
パラジウムは、産出量も少なく、現在は歯科用金属としても使用されることが少なくなり、大変貴重な資源です。
『こんな小さな金属、売れたとしても大したことはない!』と自身で決めつけるのはもったいない!
まずは、買取実績のある買取業者に査定依頼をしてみましょう!
★買取専門店諭吉の買取実績はこちら
本記事が、これから歯科用パラジウムの売却をお考えの方の参考になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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