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｢プラチナコインってどのくらいの価値があるの？｣｢色んな大きさがあるけど具体的な買取額が知りたい！｣
近年、資産運用や投資の手段として、プラチナコインに注目が集まっています。
金(ゴールド)と並んで人気の貴金属投資ですが、プラチナコインはなぜ人気なのでしょうか？
本記事では、プラチナコインの査定額が決まるポイントから、重さの単位｢オンス｣の解説、人気のコインの買取相場まで徹底解説いたします。
最後まで読めば、プラチナコイン買取の具体的なイメージが掴めるはずです！
貴金属買取に関する基礎知識は以下の記事も是非ご参考ください。
■関連記事：【貴金属買取の基礎知識】高価買取のコツと買取業者の選び方を徹底解説
目次
まずは、プラチナとはいったいどんな金属なのか、色味や特徴などの基礎知識を解説していきます。
プラチナは、その美しい白色の輝きから｢白金(はっきん)｣とも呼ばれ、宝飾品として古くから愛されてきました。
化学的に非常に安定しているのも特徴です。
しかし、プラチナの真価は、その希少性にあります。
推定埋蔵量は金の約1/3程度と非常に限られており、金に匹敵する資産価値を誇ります。
興味深いことに、プラチナの買取相場は、金の価格動向とは異なる動きを見せることがあります。
金が不況時に強い｢有事の金｣と呼ばれるのに対し、プラチナは景気や経済状況の影響を受けやすいという特徴があります。
これは、プラチナが宝飾品だけでなく、自動車の排ガス浄化装置などの工業用需要も高い貴金属であるためです。景気が後退すると、工業製品の需要が減り、プラチナの価格も下落する傾向があります。
■関連記事：プラチナを売る前に知りたい基礎知識！買取相場や高く売る3つの方法も！
プラチナコインは、金貨や銀貨と比べて市場の流通量が極端に少ないため、希少性が高く、コレクターアイテムとして人気があります。
素材であるプラチナそのものが持つ資産価値に加え、発行枚数の少なさや歴史的価値がプレミアとなり、驚くような高値で取引されることも珍しくありません。
特に、長年の時を経ても状態の良いプラチナコインは、コレクター垂涎の的となっています。
お手持ちのプラチナコイン、一体どれくらいの値段が付くのか気になりますよね！
本章では、プラチナコインの査定額を決める3つの要素をご紹介します。
プラチナコインの多くは、純度99.95%のPt999(純プラチナ)製です。
純プラチナは、不純物が非常に少ないため、変色や腐食が起こりにくく、美しい輝きを長く保つことができます。
また、その純度の高さから、実物資産として非常に重宝されています。
プラチナコインは、1つの種類で様々な重さが展開されていることが多いです。
当然、金や銀と同様に、重ければ重いほど価値が上がります。
これは、プラチナの価格が重量によって決まるためです。
プラチナコインの重さの単位や種類については、3章で詳しく解説します。
プラチナの買取相場は、金や銀と同様に、日々変動しています。
これは、売却する日によって買取額が変わる事を意味しています。
プラチナコインをできるだけ高く買取してもらうには、相場の動きを把握しておくことが大切です！
最新の買取相場は、貴金属買取業者のウェブサイトや、貴金属情報サイトなどを参考にすることができます。
これらのサイトでは、1gあたりの価格や、過去の価格推移などをわかりやすいグラフ等で確認することができます。
こまめにチェックして、相場の動きを把握しましょう。
プラチナコインの中には、希少性が高く、コレクターからの人気が高いものが存在します。
このようなプラチナコインは、素材としての価値に加えて、希少価値も加わるため、高値で買取されることがあります。
以上のような特徴を持つプラチナコインが、希少価値が高いとされています。
また、状態の良いものの方がコレクターからの需要が高まるため、高値がつきやすい傾向があります。
特に、未使用品やプルーフ貨幣は高額で取引されることがあります。
2022年 エリザベス女王追悼 メモリアルコインセット（プラチナ貨）
■画像引用：アンティークコインギャラリア
プラチナコインには、素材や純度、重さを示す刻印が必ず刻まれています。
プラチナ製のジュエリーには｢Pt900｣や｢Pm850｣といった刻印が刻まれることが一般的ですが、プラチナコインは純プラチナ製であるため、｢PLATINUM｣や｢FINE PLATINUM｣｢9995｣といった、インゴット製品に見られる刻印が施されています。
刻印の存在は、コインが真正なプラチナであることを示す重要な指標となる一方で、売買取引の際には注意が必要です。
プラチナコインは、売買時には純プラチナスクラップ製品として扱われるため、インゴット価格よりも低い価格で取引されるのが一般的です。
プラチナコインの売買を検討する際は、刻印の意味や取引価格について事前にしっかりと理解しておきましょう！
■画像引用：田中貴金属
前述した通り、プラチナコインは1つの種類で様々な大きさのものが存在します。
重さを基準に、オンス(oz)という単位で幅広く展開しています。
本章では、プラチナコインにおけるオンスの種類や、重さから買取額を予測する方法を解説いたします。
オンス(oz)とは、ヤード･ポンド法における質量の単位のことです。
日本では聞き馴染みがないかもしれませんが、海外では金貨やコインなどのプラチナの重さを表す単位として、よく使われます。
■オンス(oz)をグラムに変換した表
| オンス | グラム変換した重さ |
| 1oz | 31.1g |
| 1/2oz | 15.5g |
| 1/4oz | 7.7g |
| 1/5oz | 6.2g |
| 1/10oz | 3.1g |
| 1/20oz | 1.5g |
| 1/25oz | 1.2g |
前述した通り、プラチナコインには決められた重量とサイズがあります。
また、純度や素材を示す刻印と共に、重さを表すオンスの刻印も刻まれています。
偽物の中には、刻印の重量よりも軽かったり、大きさが異なるものも存在するので、真贋を見極めるために重さを知っておくことが大切です。
プラチナコインの買取額は、以下の計算式で概算することができます。
『重さ(g)×純プラチナの買取相場＝買取額』
例えば、本記事執筆時の2024年11月26日の純プラチナスクラップの買取額は1gあたり4,861円です。
お手持ちのプラチナコインが1oz(31.1g)だった場合、31.1g×4,861円＝151,177円の買取額となります。
プラチナコインの場合、コインの重量がそのままプラチナの含有量となるので、計算が簡単です。
しかし、これはあくまでもプラチナという｢素材の価値｣だけで計算する方法です。
前述した通り、希少価値の高いコインの場合は、プレミア価値がつくことがあります。
■画像引用：ネットジャパン｜本日の買取価格(一般向け)
最後に、現役査定士の筆者が査定現場でよくお目にかかる、メジャーなプラチナコインを4種ご紹介します。
■画像引用：田中貴金属
▶1オンス、1/2オンス、1/4オンス、1/10オンスの4種類で99.95%の純プラチナ製。
アメリカ合衆国の造幣局が1997年から発行し始めた｢イーグルプラチナコイン｣は、表面に自由の女神、裏面には力強く羽を広げたアメリカの国鳥、鷲が太陽を背にデザインされた美しいコインです。
しかし、2008年に起きたプラチナ供給不足の影響を受け、造幣局はプラチナの在庫確保が困難となり、1オンスコインの発行を一時的に停止せざるを得なくなりました。
その後、2014年になって1オンスのイーグルプラチナコインは少数ながら販売が再開されました。
しかし、1オンス以外の重量のイーグルプラチナコインは、2008年を最後に製造が終了しており、現在では市場に流通していません。
■買取実績：島根県大田市でpt1000 プラチナコインを福岡の諭吉が催事で買取しました！
■画像引用：田中貴金属
▶1オンス、1/2オンス、1/4オンス、1/10オンスの4種類で99.95%の純プラチナ製。
世界的に信頼されているメイプルリーフ金貨と同様、カナダ王室造幣局が発行するプラチナコインは、｢メイプルリーフプラチナ貨｣とも呼ばれ、高い純度と信頼性を誇ります。
プラチナの最高純度である99.95％以上を誇り、さらにカナダ政府が品質を保証しているため、いざという時にはスムーズに現金化できる資産用コインとしても注目されています。
コインのデザインは、表面にはエリザベス2世の横顔が刻まれ、裏面にはカナダの国旗でも象徴的なサトウカエデの葉が描かれています。
■画像引用：田中貴金属
▶1オンスの1種類のみで99.95%の純プラチナ製。
オーストリアが誇るプラチナウィーンコインハーモニーは、2002年から発行されている地金型コインです。
825年の歴史を持つオーストリア造幣局が初めて発行したプラチナコインとしても知られています。
表面には、ウィーン楽友協会の大ホールに設置されたパイプオルガンが、裏面には、ウィーン･フィルハーモニー管弦楽団で使用される楽器の数々が、繊細なデザインで施されています。
プラチナウィーンコインハーモニーは、1オンス(31.1g)サイズのみの発行となっており、重量が一目でわかりやすい点も魅力です。
そのため、買取の際にもスムーズな取引が期待できます。
■画像引用：金貨と銀貨＆純金アクセの-SPACE-
▶1オンス、1/2オンス、1/5オンス、1/10オンス、1/25オンスの5種類で99.95%の純プラチナ製。
イギリスの中央に位置するマン島は、独自の文化と歴史を持つことで知られる島です。
この島では、1988年から毎年発行されている｢キャットコイン｣と呼ばれる硬貨が有名です。
表面には、イギリス連邦君主であるエリザベス2世の肖像が描かれ、裏面には毎年異なる猫種がデザインされています。
このユニークなコインは、コレクターの間で人気を博し、マン島の重要な輸出品の一つとなっています。
翌年の1989年には、｢キャットプラチナコイン｣が初めて発行されました。
この記念すべき初年度版の裏面には、優雅なペルシャ猫がデザインされています。
マン島のキャットコインは、その可愛らしいデザインと希少性から、コレクターや投資家、そして猫愛好家から注目を集めています。
本記事では、プラチナコインの買取相場や種類、重さの単位オンス(oz)について解説しました。
プラチナコインは、金と並んで人気の高い貴金属投資です。
しかしながら、景気や経済の影響を受けやすい為、比較的相場が高値で推移している今が売り時と言えるでしょう！
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最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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