春日本店
｢プラチナのダイヤモンドリングってどれくらいで買取してもらえるのかな？｣
｢ダイヤモンドリング｣と聞いて、まず思い浮かぶのはプラチナ台ではないでしょうか？
永遠の輝きを放つダイヤモンドと、希少価値が高く変色しにくいプラチナは、まさに最高の組み合わせ…！
日本では、婚約指輪や結婚指輪としての需要も高く、女性の憧れのジュエリーの1つです。
そのため、プラチナダイヤモンドリングは、中古市場でも常に高価買取が期待できます。
本章では、プラチナの買取相場やダイヤモンドの価値の決まり方、高価買取を狙う方法など徹底解説していきます。
不要になった指輪を高く売りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
■関連記事：【貴金属買取の基礎知識】金やプラチナの最新買取相場と業者の選び方を徹底解説
ダイヤモンドとプラチナを使用したジュエリーの買取の場合、ダイヤモンドの買取価格とプラチナの買取価格をプラスした金額で買取するのが一般的です。
そのため、高額買取が期待できます。
プラチナダイヤモンドリングの買取価格は、以下の6つの要因によって決まります。
これらの要素を理解しておくことで、お手持ちの指輪のおおよその価値を把握することができます。
以下で詳しく解説していきます！
■関連記事：プラチナを売る前に知りたい基礎知識！買取相場や高く売る3つの方法も！
プラチナ製品を売却する際、高価買取の鍵を握るのは｢純度｣と｢重さ｣です。
純度が高いほど、また重量があるほど、買取価格はアップします。
｢Pt900｣｢Pt850｣といった表記は、プラチナの含有率を表しており、数字が大きいほど高純度を意味します。
最高純度の｢Pt999｣は、ほぼ100%純粋なプラチナですが、非常に柔らかく加工が難しいため、宝飾品には強度を高める目的でパラジウムやルテニウムなどの金属が混ぜられます。
これらの金属は｢割金｣と呼ばれ、指輪の強度を上げる一方で、プラチナ含有量を減らすため、買取価格に影響します。
プラチナ製品には、純度や製造メーカー、重さなどを示す｢刻印｣が打たれていることがあります。
これらの刻印は、プラチナであることや、純度や製造元の証明になり、買取業者は安心して査定を行うことができます。
そのため、刻印がある製品の方が、買取価格が高くなる傾向にあります。
大抵の場合、リングの内側に刻まれているので、査定前に確認しておきましょう！
■プラチナの刻印の種類
| 純度 | 刻印 |
| ほぼ100％ (99.95％以上) | Pt1000、Pt999、Pm1000、 1000、999、PLATINUM |
| 95％ | Pt950、Pm950、950 |
| 90％ | Pt900、Pm900、900 |
| 85％ | Pt850、Pm850、850、Pt |
| およそ85％ | Pm |
| ホールマーク (造幣局が管理する信頼性の高い刻印) |  |
また、刻印がないからと言って必ずしも偽物とは限りません。
リングの場合、摩擦が多いため、使用している内に刻印が消えてしまう事もあります。
また、古い製品の場合は、元々刻印が刻まれていない場合もあります。
刻印がなくても、専門の買取業者に査定を依頼すれば、様々な方法で真贋を見極めてくれますよ。
安心して査定を依頼してみましょう！
■関連記事：プラチナは刻印なしでも買取可能？刻印以外で本物を見分ける3つの方法！
プラチナの買取相場は、景気や世界経済、貴金属市場の動向によって日々変動しています。
つまり、全く同じプラチナ製のダイヤモンドリングでも、売却する日によって買取価格は変わるのです。
少しでも高く売りたい場合は、売却するタイミングを見極めることが大切です。
最新のプラチナ相場の調べ方や買取額の計算方法は次章で詳しく解説します！
プラチナリングに輝きを添えるダイヤモンド。
その大きさや品質は、買取価格を左右する重要な要素です。
現役査定士の筆者の経験上、金やシルバーよりもプラチナ台にセットされたダイヤモンドは、高品質である可能性が高いです。
プラチナリングの売却を検討する際は、貴金属だけでなく、ダイヤモンドの評価にも精通した買取業者を選ぶことが重要です。
専門的な知識と経験豊富な査定士であれば、ダイヤモンドの真の価値を見極め、適正な価格を提示してくれるでしょう。
ダイヤモンドの価値についての詳細は、3章で詳しく解説します。
プラチナダイヤモンドリングが人気ブランド品の場合、素材としての価値に加えて、ブランドとしての価値も加わるため、高価買取が期待できます。
【高価買取が狙える貴金属ブランド一覧】
お手持ちのリングがブランド品かどうかは、内側の刻印や保証書を確認してみましょう。
プラチナダイヤモンドリングを購入した際に付属していた鑑定書(グレーディングレポート)、保証書、箱などは、揃っていた方が高価買取が期待できます。
付属品が揃っていると、プレゼントとしての需要が高まるからです。
特に、鑑定書は、ダイヤモンドの品質を証明する為の欠かせないアイテムと言えるでしょう。
また、ブランド品など｢再販｣を目的とした買取の場合、商品の状態も査定額に影響を与えます。
査定前に、柔らかい布で埃や皮脂汚れを丁寧に拭き取っておきましょう。
できるだけ新品の状態に近づける事で、査定員の第一印象が良くなり、買取価格アップに繋がります。
■画像引用：中央宝石研究所 ダイヤモンドの鑑定書
前述した通り、プラチナの買取相場は日々変動しています。
高値で売却するためには、こまめに相場をチェックすることが重要です。
本章では、最新の買取相場の調べ方や、買取額の予測方法などを解説していきます。
プラチナの買取価格は、景気や株価の影響を受け、日々変動しています。
つまり、売却する日によって買取額が変わるのです。
できるだけ高く買取してもらうには、最新の相場を常に確認することが大切です。
買取相場は、貴金属買取業者のウェブサイトや専門の相場情報サイトで確認することができます。
これらのサイトでは、1gあたりの価格や、過去の価格推移などをわかりやすいグラフ等で確認することができます。
プラチナ製品の買取額は、以下の計算式で概算することができます。
『重さ×純度に応じた買取相場＝買取額』
例えば、本記事執筆中の2024年12月3日のPt950の1gあたりの買取相場は4,556円です。
プラチナダイヤモンドリングのプラチナ部分がPt950で4gだった場合、4g×4,556円/g=18,224円の買取額となります。
しかし、これはあくまでもプラチナ部分のみの価値です。
プラチナダイヤモンドリングの場合、ダイヤモンドの価値やブランド力、デザイン力も評価されることを覚えておきましょう。
また、ダイヤモンドなど宝石がセットされている場合、石の重さを引いた重量で計算することで、より正確な買取額を予測できます。
ちなみに、ダイヤモンドは1ct＝0.2gです。
仮に、お手持ちのリングに付いたダイヤモンドが1.5ctの場合、全体の重さから0.3gを引いて計算してみましょう！
2010年以降のプラチナ価格は、金ほどの大きな変動はありませんが、緩やかな上昇と下落を繰り返してきました。2014年には産業需要の高まりから1g平均4,759円まで上昇したものの、ヨーロッパのディーゼル車需要減退の影響を受けた2015年には1g平均4,205円まで下落。
これを機に金価格を下回るようになり、2020年のコロナ禍では1g平均3,114円とさらに低迷しました。
しかし、2021年以降は世界経済の回復に伴い、プラチナ相場は上昇傾向にあります。
金が不況時に強い一方、プラチナは景気や株価の影響を受けやすいという特徴があります。
これは、宝飾品だけでなく、自動車部品や医療機器といった工業用途の需要も大きいためです。
つまり、プラチナ価格は世界経済の動向と密接に関係しており、景気回復局面においては価格上昇が見込めます。売却を検討しているのであれば、比較的価格が安定している現在は絶好のタイミングと言えるでしょう。
結論から申し上げると、ブライダルジュエリーの買取も可能です！
｢イニシャルや記念日、個人的なメッセージが刻印されていたら買取できないのでは？｣と心配する方もいるかもしれませんが、問題ありません。
プラチナは溶かして再利用できる貴金属なので、刻印の種類に関係なく、その日の相場に基づいた適正価格で買取してもらえますよ。
歪んでいたり、石が取れていても、本物のプラチナであれば買取が可能です。
壊れた製品を持ち込むのは気が引けるかもしれませんが、査定員はプロです。
様々な状態の指輪を査定することに慣れていますので、安心して相談してみましょう！
ダイヤモンドの価値は、国際的に定められた｢4C｣と呼ばれる基準で評価されます。
本章では4Cの各項目について詳しく解説していきます。
｢●カラットの大きなダイヤモンド｣という表現を耳にすることも多いですが、カラット(ct)はダイヤモンドの｢大きさ｣ではなく｢重さ｣を表す単位です。
1ct＝0.2gで、カラット数が大きければ大きいほど、ダイヤモンドは重くなり、その希少価値も高まります。
ダイヤモンドの原石の大部分は1カラット未満と小さく、カットして美しい輝きを引き出す過程で、重量はさらに減っていきます。
よって大粒の原石は非常に希少です。
ダイヤモンド＝無色透明というイメージを持つ方が多いかもしれませんが、実際には、ほとんどのダイヤモンドはわずかに色がついています。
そして、その色の有無や濃淡が、ダイヤモンドの価値を大きく左右します。
一般的に、ダイヤモンドは無色透明なものほど希少性が高く、評価も高くなります。
逆に、黄色みがかっているほど評価は下がるとされています。
評価は、Dカラーを最高ランクとして、Zカラーに向かって段階的に下がっていきます。
ダイヤモンドは、地中深くの高温高圧な環境で長い年月をかけて結晶化される過程で、様々な内包物(インクルージョン)やキズ、欠けなどが生じることがあります。
クラリティとは、これらの要素を顕微鏡を用いて鑑定し、その大きさや場所などを総合的に評価して決定されます。
内包物が多いダイヤモンドは、光が通過する際に乱反射を起こしやすいため、透明度が低く、輝きが損なわれてしまいます。
クラリティはFL(フローレス)を最高ランクとして、I3に向かって段階的に下がっていきます。
ダイヤモンドが本来持っている輝きを引き出すには、カットの技術が大きく影響します。
熟練の職人が、ダイヤモンドの原石を丁寧に観察し、その個々の特徴を見極めながら、理想的なプロポーションと角度を計算し、カットしていくことで、最大限の輝きを引き出すことができるのです。
カットが優れているダイヤモンドは、光を効率的に反射するため、まばゆいばかりの輝きを放ちます。
カットの評価は、Excellent(エクセレント)を最高ランクとして、Poor(プアー)に向かって段階的に下がっていきます。
4Cの各項目のランクが高いダイヤモンドほど、希少性や美しさに優れ、価値があるとされています。
4Cは天然ダイヤモンドに付属する鑑定書(グレーディングレポート)で確認できます。
リングの中央にある、大粒のダイヤモンドの脇などに添えられる小さなダイヤモンドの事を｢メレダイヤ｣と言います。
明確な規定はないものの、日本ジュエリー協会発行のジュエリー用語辞典では0.1カラット以下の小粒ダイヤモンドと定義されています。
メレダイヤは、その輝きでジュエリー全体に華やかさと高級感をプラスする、重要な役割を担っています。
しかしながら、買取市場においては、メレダイヤは正当な評価を得られていないのが現状です。
かつて｢屑ダイヤ｣とも呼ばれ、価値がないとみなされてきた歴史が、その背景にあります。
大きめのメレダイヤであれば、数千円の査定額がつくこともありますが、鑑定書がないため、重さ(カラット)だけで判断されることがほとんどです。
メレダイヤは小さいながらも、ジュエリーに輝きを与える大切な存在です。
買取に出す際は、その価値が正当に評価されない場合もあることを、理解しておく必要があるでしょう。
いかがでしたでしょうか。
本記事では、プラチナ製のダイヤモンドリングの買取について詳しく解説しました。
プラチナダイヤモンドリングの買取額は以下の要素によって左右されます。
買取実績が豊富で、貴金属やダイヤモンドの専門知識が深い業者を選ぶことが、高価買取の秘訣です。
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