ロレックス買取前に!エアキングの魅力や相場、高価買取の4つのコツを徹底解説
この記事を書いた人
足立 美桜
まだ3年の査定歴ではありますが、大学では美術史を専攻し、前職では画商にいた経緯もあり、特に絵画と彫刻の査定に長けています。公正で確かな目でお客様の大切なお品物を一点一点丁寧に査定しています。
「ロレックスのエアキングってどれくらいで買取してもらえるの?」
ロレックスを知る人こそ実は愛好家が多い「エアキング」、その歴史は古く1940年代に誕生しました。
数あるロレックスのコレクションの中でも、パイロットウォッチとしての起源を持つエアキングは、他のモデルとは一線を画す独自の進化を遂げてきました。
今回は、エアキングの歴史や魅力、そして買取を検討されている方のために、定番モデルの最新買取相場や高価買取を狙うコツまで詳しく解説していきます!
是非最後までご覧ください。
■関連記事:ロレックス買取相場【2025年最新版】プロが教える!買取額を決める5つの要素
1.【ロレックス買取豆知識】エアキングってどんな時計?
まずは、ロレックスエアキングがどのような時計なのか、特徴や価格帯、歴史を紐解いていきましょう!
1-1:エアキングの魅力
①シンプルながら高性能
エアキングの魅力は、シンプルなデザインに秘められた高い性能にあります。
搭載されているムーブメントは、実は高耐磁性能を誇る「ミルガウス」のために開発されたCal.3131(※現行モデルはCal.3230)。
堅牢なオイスターケースと100m防水機能も相まって、タフな環境にも耐えうる仕様となっています。
ロレックスは公表していませんが、二重構造のケースと高性能ムーブメントにより、ミルガウスに匹敵する耐磁性能を備えている点は、エアキングの隠れた魅力と言えるでしょう。
■関連記事:【最新版】ロレックス ミルガウスの買取相場を徹底解説!高価買取を狙う5つの方法
▲世界初の耐磁性能を備えた腕時計「ミルガウス」(画像引用:ゆきざき)
②実用性の高いデザイン
エアキングの魅力は、初代モデルから続くシンプルかつ実用的なデザインにあります。
視認性に優れた3針ダイヤルは、時分針とバーインデックスにロレックス独自の夜光塗料「クロマライト」を採用。
昼夜を問わず正確な時刻を読み取ることができ、過酷な環境下で活躍したパイロットウォッチの系譜を色濃く感じさせます。
近年のロレックスのトレンドであるケースの大型化とは対照的に、エアキングは34mm径というコンパクトなサイズ感を維持。
日本人の腕にもフィットしやすく、快適な装着感を実現しています。
実用性と装着感を兼ね備えたエアキングは、日常使いにも最適なロレックスと言えるでしょう。
1-2:ロレックスの中では低価格
ロレックスといえば高価なイメージですが、エアキングは他のスポーツモデルと比べると、比較的購入しやすい価格帯も魅力です。
現行モデルの定価は113万5,200円で、ロレックスのエントリーモデルとしての位置付けとなっています。
シンプルな設計により製造コストが抑えられていること、そして生産量が多いことも、比較的リーズナブルな価格に繋がっています。
1-2:歴史
サブマリーナやデイトナといった数々のコレクションが登場する中、エアキングは80年以上愛され続ける定番のコレクションです。
エアキングの誕生から現行モデル発売までの歴史を紐解いてみましょう。
1940年代 | 初代エアキング (Ref.4365・Ref.4925)誕生 |
1950年代 | 印象的な「Air King」ロゴを 配置したRef.5500誕生 ▲印象的なロゴは現行モデルにも残る |
1990年 | Ref.14000でCal.3000へ ムーブメントを変更 |
2000年 | Ref.1400MでCal.3130へ ムーブメントを変更 |
2014年 | 一時的な生産終了。 オイスターパーペチュアルに吸収 |
2016年 | Ref.116900として復活! |
2022年 | 現行モデルRef.126900誕生 |
1-3:エアキングは人気がない!?
ロレックスと聞いて、多くの人はデイトナやサブマリーナ、GMTマスターなどを思い浮かべるでしょう。
しかし、ロレックス愛好家から根強い人気を誇るのがエアキングです。
エアキングは、現行モデルの中で最も古いペットネームを持つことでも知られています。
ペットネームとは、商品についた愛称のこと。
「デイトナ」や「サブマリーナ」も該当しますが、文字盤に正式なモデル名として刻まれたのはエアキングが最初でした。
これは、エアキングが長年多くの人々に愛され、ロレックスの歴史と共に歩んできた証と言えるでしょう。
2.ロレックス買取相場【エアキング編】定番モデル5選!
それでは早速、ロレックスエアキングの定番モデルの最新買取相場をご紹介します。
2-1:エアキングRef.14000
【参考定価】334,800円
※文字盤や素材によって異なります。
【買取相場】~450,000円前後
1990年にRef.5500の後継機として登場したRef.14000は、大幅なモデルチェンジをしたこともあり、エアキングの進化を象徴するモデルです。
ムーブメントにはCal.3000を採用し、精度が飛躍的に向上しました。
バーインデックスと3針のシンプルなデザインはそのままに、風防にはサファイアクリスタルを採用するなど、実用性がさらに高められています。
現在、Ref.14000の中古市場における相場は安定していますが、生産期間が短く希少性の高いグレーダイヤルモデルは、プレミア価格で取引されることも少なくありません。
2-2:エアキングRef.14000M
■画像引用:ゆきざき
【参考定価】399,000円
※文字盤や素材によって異なります。
【買取相場】~550,000円前後
Ref.14000Mは、Ref.14000と外装面での大きな違いはありませんが、やはりムーブメントにCal.3130が搭載されたことが大きな変更点でしょう。
このムーブメントは、現行のサブマリーナ ノンデイトやエクスプローラーIにも採用されており、ロレックスの技術力の高さを証明しています。
Cal.3130は、ムーブメントをケースから取り外さずに調整できるため、メンテナンス性に優れている点も大きなメリットです。
また、Ref.14000Mから、風防の6時位置に王冠マークの透かし彫りが施されました。
■画像引用:Watch LIFE NEWS
Ref.14000Mは、豊富なダイヤルバリエーションで展開されていますが、中でも、ブラックとブルーのダイヤルは人気が高く、買取市場でも高値で取引される傾向にあります。
2-3:エアキングRef.114200
■画像引用:ゆきざき
【参考定価】532,400円
※文字盤や素材によって異なります。
【買取相場】~700,000円前後
2007年、エアキングはRef.114200の登場によって、新たな時代を迎えました。
6桁リファレンスへ突入したこのモデルは、ムーブメントこそRef.14000Mから継承したCal.3130を搭載するものの、デザインは大きく一新されました。
丸みを帯びたケースデザインは、従来のエアキングのスポーティな印象を残しつつも、より洗練された雰囲気を醸し出しています。
シンプルな3針スタイルはそのままに、文字盤とベゼルのバリエーションが豊富になったことも大きな変化です。
特に注目すべきは、Ref.114200で初めて採用された、同心円状のギョーシェ装飾(※画像右)です。
この精巧な装飾は、エアキングに高級感と個性を加味し、新たな魅力を引き出しています。
2-4:エアキングRef.116900
■画像引用:ゆきざき
【参考定価】793,100円
※文字盤や素材によって異なります。
【買取相場】~1,000,000円前後
Ref.116900は、一時的な生産停止で姿を消したと思われたエアキングが、2016年にプロフェッショナルモデルとして復活した際に発売されたモデルです。
アラビア数字やアプライドインデックスを採用した個性的なダイヤルデザインは、従来のシンプルなスタイルから大きく変貌を遂げています。
王冠マークやロゴのカラー変更も相まって、スポーティな印象が強調されたモデルですが、その個性的なデザインは、発売当初は定番から外れていたため、相場は落ち着いていました。
しかし、2022年に後継モデルRef.126900が登場し、Ref.116900の生産が終了して希少性が高まったことから、相場は高騰を続けています。
2-5:エアキングRef.126900
■画像引用:ゆきざき
【参考定価】1,135,200円
※文字盤や素材によって異なります。
【買取相場】~1,150,000円前後
2022年に登場したエアキングの現行モデル、Ref.126900。
前モデルRef.116900のスポーティな路線を継承しながらも、細部にわたるブラッシュアップが施されています。
最大の特徴は、新たに設けられたリューズガードです。
大型化したリューズと相まって、力強く精悍な印象を与えています。
ダイヤルもマットから艶ありに変更され、3時・6時・9時のインデックスには夜光塗料が採用されるなど、高級感と視認性が向上しました。
搭載ムーブメントはCal.3230へと進化し、約70時間のパワーリザーブを実現。
Ref.126900は、その完成度の高さから、歴代エアキングの中でも最も相場が高騰しており、人気モデルとしての地位を確立しています。
3.ロレックス エアキングの買取額を左右する4つのポイント!
本章では、ロレックスエアキングの査定時にポイントとなる4つの要素をご紹介します。
場合によっては査定額が数十万単位で変わる要素もあるので、是非ご確認ください!
3-1:付属品が揃っているか
ロレックスを売却する際、付属品が査定額に大きく影響することをご存知ですか?
内箱・外箱・保証書(ギャランティーカード)・ベルトの余りコマ・ノベルティといった付属品は、購入時の状態を証明するだけでなく、時計が丁寧に扱われてきた証としてコレクターから高く評価されます。
特にアンティークモデルの場合、経年劣化や紛失によりパーツの入手が困難なケースが多く、スペアパーツの存在は査定額に大きく影響します。
これらの付属品が揃っていれば、高額査定に繋がりやすいため、売却を検討する際は事前に確認しておきましょう。
3-2:状態の良し悪し
ロレックスエアキングの買取では、「状態」が査定額を大きく左右します。
査定では、外観の傷やガラスの欠け、ベルトの垂れ具合だけでなく、ムーブメントの状態まで細かくチェックされます。
日頃から丁寧に扱い、良好な状態を保つことも大切ですが、査定に出す前に簡単なクリーニングを行うことも効果的です。
柔らかいブラシやエアダスターで表面のホコリを払い、専用のクロスで優しく汚れを拭き取れば、時計の印象は格段に向上します。
査定員への第一印象を良くすることで、査定額アップを狙いましょう!
Q:オーバーホールの必要性
ロレックスのオーバーホールは、時計を分解して洗浄や部品交換を行う大規模なメンテナンスです。
正規のオーバーホールを受けると証明書が発行され、査定時に高く評価されることがあります。
しかし、正規オーバーホールは最低でも5万円以上と高額になるため、必ずしも費用対効果が見込めるわけではありません。
希少価値の高いヴィンテージモデルや、生産終了したパーツが使われているモデルの場合、無理に修理せず、現状のまま査定に出す方が高値で売れる可能性もあります。
オーバーホールは買取前に慌てて行うのではなく、時計のコンディション維持と、長期的な価値保全を目的として、適切なタイミングで行うようにしましょう。
3-3:売却するタイミング
ロレックスエアキングを高価買取してもらうには、需要が高まる時期を見極めることが重要です。
一般的に、ボーナス支給時期や新生活が始まる春先は、時計の買取需要が高まります。
買取店は、在庫を確保するために、買取価格を引き上げる傾向があります。
少しでも高くロレックスを売却したいと考えている方は、これらの時期を意識して、買取を検討してみると良いでしょう。
3-4:トレンド
ロレックスは、著名人の愛用や過去のモデルが再評価されることで、需要が急騰し、買取価格が大きく変動するブランドです。
例えば、著名人が特定のモデルを着用した姿がメディアで取り上げられると、たちまち人気モデルとなり、市場価格が高騰することがあります。
(例えば、俳優のライアン・レイノルズさんはエアキングRef.5500の愛用者です。)
また、ヴィンテージモデルや生産終了モデルなど、希少性の高いモデルは、コレクターの間で人気が高く、プレミア価格で取引されることも少なくありません。
このように、ロレックスの買取市場は常に変動しており、高価買取を狙うには、最新のトレンドを把握しておくことが重要です。
まとめ
🌟エアキングの歴史は古く、
ロレックスの歴史と共に進化してきた
🌟現行モデルの相場が最も高騰している
🌟付属品(特に保証書)を揃える事が
買取額アップの秘訣
🌟高価買取を狙うなら、
信頼できる買取専門業者を利用する
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ご自宅に眠っているロレックスがあれば、無料査定だけでも可能ですので是非ご利用ください。
■買取実績:【ロレックス 5500 エアキング】お買取りしました!諭吉 福岡春日本店
ロレックスエアキングは、歴史と伝統が詰まった、価値の高い腕時計です。
売却を検討されている方は、ぜひ信頼できる買取業者に相談してみましょう。
最後までご覧いただきありがとうございました!