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銀相場高騰の今がチャンス!素人でもわかる銀杯の買取相場&査定額を左右する5つの要素

投稿日: 2024年12月23日

更新日: 2025年11月21日

銀相場高騰の今がチャンス!素人でもわかる銀杯の買取相場&査定額を左右する5つの要素

この記事を書いた人

足立 美桜

足立 美桜

まだ3年の査定歴ではありますが、大学では美術史を専攻し、前職では画商にいた経緯もあり、特に絵画と彫刻の査定に長けています。公正で確かな目でお客様の大切なお品物を一点一点丁寧に査定しています。

「銀杯って買取してもらえるの?」「銀の価値って、今はどのくらい?」

ご自宅に眠っている古い銀杯はございませんか?

お祝いや記念品として贈られた銀杯。

整理の際に見つけたものの、「黒ずんでいるけど、これって本当に売れるの?」と、ためらっている方もいらっしゃるかもしれません。

実は今、銀の国際相場が高騰しており、ご自宅に眠る銀杯が現金化の大きなチャンスを迎えています。

しかし、銀杯には本物の銀ではない「洋銀」「メッキ」のものが多く、素人目には見分けがつきにくいのが現実です。

本コラムでは、買取初心者の方に向けて、銀杯の種類ごとの価値や、査定額を上げるための秘訣を、専門店の視点から分かりやすく解説します。

是非、最後までご覧くださいね!

■関連記事:【貴金属買取の基礎知識】高価買取のコツと買取業者の選び方を徹底解説

1.銀杯=「銀」ではない!?4つの種類と見分け方

銀杯=「銀」ではない!?4つの種類と見分け方

実は銀杯には製造方法や使われている素材がいくつかあり、その種類によって貴金属としての価値が大きく変わってきます。

まずは、ご自宅の銀杯がどのタイプに当てはまるのか、確認するための基礎知識から見ていきましょう。

■関連コラム:【最新版】銀の買取価格を徹底調査!相場推移と高価買取の4つのコツ!

1-1:そもそも銀杯とは?

銀杯は、その名の通り、銀で作られたカップや盃のことで、日本では昔からお祝い事の贈答品として重宝されてきました。

長寿のお祝いはもちろん、永年勤続や定年退職の記念品として会社から贈られることも多く、中には100歳を迎えた際に内閣総理大臣から長寿祝いとして贈られる、非常に名誉な品もあります。

大きさや重さ、施された模様も様々で、時代によって価値観が異なります。

1-2:「純銀」の銀杯

「純銀」の銀杯とは、銀の含有率が99.9%以上と、ほぼ純粋な銀で作られたものを指します。

銀の含有率が最も高く、貴金属としての価値が非常に高いため、一番高価買取が狙える種類です。

1-3:「銀製」の銀杯

「銀製」の銀杯は、純銀ほど純度が高くないものの、銀が含まれた銀杯のことです。

特に純度92.5%の銀は「スターリングシルバー」とも呼ばれ、他の金属を混ぜることで純銀よりも頑丈で装飾しやすいという利点があります。

純銀には劣りますが立派な貴金属であり、素材価値に加えてデザイン性が高い場合は、素材以上の価値で買取されるケースもあります。

1-4:「洋銀」の銀杯

洋銀とは、銅や亜鉛、ニッケルを混ぜた合金のことです。

銀に似せて作ったもので、残念ながら本物の銀は含まれていません。

銀に負けない輝きを持つため、遠目ではプロでも区別が難しいほどです。

実は一般に出回っている銀杯には洋銀製のものが多く、この場合、貴金属としての買取はできません。

多くの場合、買取不可、あるいは買取価格が非常に低くなることがほとんどですが、作者やデザインによっては骨董品としての価値が評価されるケースもあります。

1-5:「銀メッキ」の銀杯

「銀メッキ」の銀杯は、銅などの下地に薄く銀をコーティングしたものです。

メッキ加工は非常に薄い膜のため、銀として取り出す効率が悪く、洋銀と同様に貴金属としての買取は難しい部類に入ります。

■関連コラム:銀メッキ、売れるの?驚きの買取価格と高く売る秘訣を伝授!

1-6:刻印で見分けよう!

純銀と洋銀、銀メッキの違いは、銀杯の裏やフチに打たれている「刻印」を見ることでわかります。

ご自宅の銀杯の刻印を、以下の刻印例と照らし合わせてみましょう。

純度や種類刻印
純銀(99.9%以上)SV1000、SV999、SILVER1000、SILVER999、Ag1000、Ag999、純銀
その他、純度銀製、SV950、Ag925、STERLING、STERLING SILVER
洋銀洋銀、合金
銀メッキ、銀張りSP、SILVER.G、SILVER.F、Sheffield Silver、EPNS
銀の刻印

【Point!】ホールマークにも注目!

ホールマークとは、貴金属の品質を保証する、いわばお墨付きのような刻印です。

一般的な刻印は製造業者自身が行うのに対し、ホールマークは国や公的機関が定める厳しい基準をクリアした製品にのみ、第三者機関によって刻印されます。

そのため、ホールマークは信頼性の高い品質証明として国際的に認められています。

日本のホールマークは、独立行政法人造幣局が管理しています。

そのデザインは、日の丸、純度を表すひし形の中の数字で構成されています。

銀のホールマーク

■関連サイト:独立行政法人「造幣局」

「純銀」や「造幣局製」の刻印が見つかれば、高価買取が期待できます。

刻印は、銀杯の価値を判断する最も重要な情報の一つです。

2.銀杯の買取額が決まる5つの要素!査定時の5つのチェック項目

銀杯の買取額が決まる5つの要素!査定時の5つのチェック項目

ご自身の銀杯の種類がわかったら、次に気になるのは「いったいどれくらいの値段になるの?」という点でしょう。

銀杯の買取額は、単に「銀」か「銀でないか」だけで決まるわけではありません。

ここでは、専門の査定士が必ずチェックする、査定額を左右する5つの重要な要素について、一つひとつ丁寧に解説していきます。

2-1:刻印の有無

貴金属の買取において、査定士がまず最初に確認するのは刻印の有無です。

銀製品には、純度や製造者、重さなどを示す刻印が打たれていることがあり、刻印は銀製品の真贋性(本物であるか否か)を判断する重要な材料となり、買取価格にも大きく影響します。

Q.「刻印なし」の銀杯は買取できないの?

A.専門業者であれば買取可能です。

刻印がなくても、プロの査定士であれば試金石や専門の機器を使って銀の純度を判別できますので、「刻印がない=買取不可」ではありません。

しかし、総合リサイクルショップなど、貴金属の専門知識が乏しい業者に依頼すると、まれに刻印の有無を理由に買取不可となるケースもあります。

諦めずに、専門知識を持つ買取専門店に一度査定に出してみましょう。

■関連コラム:銀の買取相場を徹底解説!「刻印なし」でも本物を見極める4つの方法

2-2:銀の純度

当然ながら、銀の純度(含有率)が高い銀杯の方が高値で売れます。

先ほど解説した通り、「純銀」(SV1000)が最も高く、銀の含有率が低い「銀製」(SV925など)がそれに続きます。

銀の純度が高ければ高いほど、再利用できる銀の量も多くなるため、買取市場での価値も高くなるのです。

2-3:銀相場と銀杯の重量

銀の買取価格は、日々の国際相場によって変動するため、金と同様に、銀相場が高い時期を狙うのが高価買取の基本です。

そして、銀の買取額は「その日の買取相場(1gあたり)×重量」で決まるため、当然ながら重量の重い銀杯の方が高く売れます。

【Check!】最新の銀相場をチェック!

銀の相場推移

銀相場は、世界経済の動向や景気、株価、需要と供給の影響を受けて日々変動します。

最新の買取相場は、貴金属買取業者のウェブサイトや専門の相場情報サイトで確認することができますよ。

■実際に買取額を計算してみましょう!

銀相場が記録的な高値更新をした2025年10月17日は、1gあたり210円(※SV1000の価格)です。

例えば、140gの純銀製の銀杯の場合、買取額は「210円 × 140g = 29,400円」ということになります。

「なんだ、そんなもんかぁ…。」と思いましたか?

確かに、銀は金やプラチナと比べると、まだまだ相場は低い印象があります。

しかし、上記グラフを見ればわかる通り、10年前と比較すると倍以上に相場が上がっている事がわかりますね。

10年前は1つ数千円程度だった銀杯が、ここまで価値が上がっているんですよ!

つまり、銀杯を売るなら「今」が絶好のタイミングなんです!

■参考サイト:ネットジャパン|本日の買取価格

2-4:付属品の有無

銀としての素材の価値だけでなく、作者が有名だったり歴史的価値があったり、骨董品としての価値がある銀杯は、付属品の有無で大きく査定額が変動します。

銀杯が入っていた木箱(共箱)証明書略歴書などは、できるだけ揃えて査定に出しましょう。

特に作者の銘が入った共箱は、「本物であることの証」となり、共箱自体に価値があることも多いのです。

Q.変色や変形があっても買取してもらえるの?

銀は空気中の硫黄成分と反応して黒く変色します。

どんなに丁寧に保管していても避けられない経年変化ですので、ご心配は無用です。

これは表面的なものなので、専門業者であれば変色の有無に関わらず純度を正確に測り買取が可能です。

また、銀などの貴金属は、再販ではなく溶かして再利用されるケースが多いので、変色や変形などは気にしなくてもOKです。

3.銀杯の買取ならここ!安心して利用できる業者を見極める4つの方法!

銀杯の買取ならここ!安心して利用できる業者を見極める4つの方法!

初めて買取サービスを利用する方にとって、最も重要なのは「この人なら信頼できる」と思える業者を選ぶことです。

本章では、安心して利用できる買取業者を見極めるための4つのポイントをお伝えします。

3-1:「買取専門店」で売る

最近では、大手総合リサイクルショップなどでも貴金属の買取が可能ですが、店舗数が多くて利用しやすい一方で、査定士の専門知識が乏しいことから、銀杯の持つ記念品としての価値や純度を見誤り、適正価格で買取してもらえないことがあります。

銀杯の売却を成功させたいなら、貴金属の買取に強い買取専門店を利用しましょう。

専門特化した知識と実績で、あなたの銀杯の真の価値をしっかり見極めてくれます。

3-2:貴金属の買取実績が豊富か

その業者の公式ホームページなどで、貴金属、特に銀製品の買取実績が多数公開されているかを確認しましょう。

買取実績は、その業者が持つ専門知識と市場での信頼性を証明するものです。

■買取専門店 諭吉|銀杯の買取実績一覧

3-3:口コミや評判が良いか

実際に利用した方の感想や意見は、その業者の対応の質を知るための貴重な情報源です。

利用前に、Googleマップの口コミSNSでの評判を検索してみましょう。

「査定士が親切だった」「強引な勧誘がなかった」といった、接客の丁寧さや誠実さに関する評価が高い業者を選びましょう。

口コミ

3-4:手数料は無料か

誠実な買取業者は、査定料キャンセル料送料(宅配買取の場合)、出張費(出張買取の場合)といった手数料をすべて無料で提供しています。

せっかく銀杯が高値で売れても、これらの手数料が発生すると手元に残るお金は少なくなってしまいます。

事前にホームページなどで、「完全無料」であることを確認しておきましょう。

まとめ

古くて黒ずんだ銀杯は、処分に困るものではなく、あなたを助ける「貴重な財産」です。

銀の純度や刻印、付属品の有無を確認し、信頼できる買取専門店を選ぶことで、銀相場が高騰している今、後悔のない高価買取を実現できます。

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最後までご覧いただきありがとうございました。

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