和楽器
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和楽器の種類と特徴
1. 三味線（しゃみせん）
三弦の撥弦楽器で、長唄、津軽、地唄などの流派ごとに形状や音色が異なります。胴の材質、棹（さお）の木材、皮の張り具合によって音質が変わるため、紅木（こうき）や紫檀（したん）製の棹は高額査定されやすいです。

代表的な種類
津軽三味線：音量が大きく、力強い音色が特徴。
長唄三味線：歌舞伎や長唄伴奏で使用される、繊細な音色。
地唄三味線：古典音楽で用いられる、柔らかな音質。

2. 琴（こと）
日本の伝統的な撥弦楽器で、通常13弦ですが、17弦、25弦などのバリエーションもあります。材質は桐材が一般的ですが、良質な古桐で作られた琴は音色が豊かで、高額査定されることが多いです。

代表的な種類
13弦琴：一般的な琴で、古典音楽や現代音楽で使用。
17弦琴（低音琴）：低音域の演奏に使用され、より深みのある音を奏でる。
25弦琴：現代邦楽で用いられ、多彩な音域を持つ。

3. 尺八（しゃくはち）
竹製の縦笛で、尺八本体の竹質、根の状態、音色によって査定額が大きく変わります。特に都山流・琴古流の名工が製作した尺八は、コレクター市場でも人気があります。

代表的な種類
都山流（とざんりゅう）：現代尺八音楽や吹奏楽で用いられる。
琴古流（きんこりゅう）：古典音楽で使用される伝統的な流派。
民謡尺八：民謡伴奏で使用される尺八で、柔らかい音色。

4. 笙（しょう）
雅楽で用いられる17本の竹管を持つ管楽器で、独特の倍音を奏でます。雅楽や儀式音楽での需要が高く、特に良質な竹材で作られた笙は高額査定されます。

5. 太鼓（たいこ）
和太鼓には、長胴太鼓、平太鼓、締太鼓、大太鼓などの種類があり、祭り、能楽、雅楽で使用されます。特に欅（けやき）材の胴と本革張りの太鼓は高価買取されやすいです。

6. 琵琶（びわ）
琵琶は薩摩琵琶、筑前琵琶、平家琵琶などの種類があり、古典音楽や語り物で使用されます。名工が製作した琵琶や装飾の美しい作品は、芸術品としての価値も高いです。

7. 篳篥（ひちりき）
雅楽で使用されるリード楽器で、竹製の本体とリードの質が重要です。良質な篳篥は古典音楽や儀式で使用されるため、貴重な楽器として高価買取の対象となります。