投稿日: 2025年6月24日
この記事を書いた人
足立 美桜
「買った時は一目惚れだったけど、最近はめっきり腕にはめてないな…。」
腕元で確かな存在感を放つパネライ サブマーシブル。
その武骨で唯一無二のデザインに魅せられ、手に入れた方も多いのではないでしょうか？
しかし、せっかくの素晴らしい時計も、使われずに眠っているだけではもったいないですよね。
売却を考えた時、気になるのは「このパネライは今、いくらの価値があるんだろう？」ということではないでしょうか。
本記事では、パネライ サブマーシブルの本当の価値を知り、安心して高価買取を実現するための秘訣をたっぷりお伝えします。
最後まで読めば、次のオーナーへと気持ちよく繋ぐための最適な方法が見つかるはずです！
■関連記事：パネライを売るならココ！3つの買取方法を徹底比較&主要コレクションの買取相場をチェック！
目次
1.パネライのサブマーシブルってどんな時計？
パネライの時計といえば、大きくて分厚いケースが特徴的ですよね。
かつて日本でも「デカ厚時計ブーム」を巻き起こした火付け役として、ご存知の方も多いのではないでしょうか。
その中でもサブマーシブルは、特に堅牢性と視認性に特化した、唯一無二のデザインが魅力のシリーズなんです。
海に潜るプロフェッショナルのために作られた、パネライの歴史を色濃く感じる時計と言えるでしょう。
1-1：パネライ サブマーシブルの魅力
サブマーシブルが多くの時計愛好家から支持される理由は、いくつかあります。
魅力① 堅牢なケースと高い防水性能
サブマーシブルは、まさに「海の道具」として設計されています。
パネライが特許を取得しているレバーロック式リューズプロテクター（リューズをがっちり守るあの独特のパーツです！）や、潜水時間を計るための逆回転防止ベゼル、そして分厚いサファイアクリスタル製の風防を備えています。
その結果、ほとんどのモデルが300m以上の飽和潜水に対応する高い防水性を誇っているんです。
これは、プロのダイバーも安心して使えるほどの性能ですよ。
魅力② 抜群の視認性
大きな夜光インデックスと針は、水中はもちろん、暗い場所でも瞬時に時刻を読み取れるように開発されました。
これは、パネライがもともとイタリア海軍のために開発した「計器」としてのルーツに由来しており、その歴史を感じられるのも大きな魅力です。
魅力③ 素材の多様性
サブマーシブルは、定番のステンレススチールはもちろんのこと、温かみのあるゴールド素材や、軽量で耐久性の高い特殊なカーボン素材（カーボテック）など、少し変わった素材が採用されているモデルがあるのも特徴です。
素材の違いで雰囲気も大きく変わるので、コレクションする楽しみもありますね。
1-2：「ルミノール」との違い
パネライの時計に詳しい方でも、「ルミノールとサブマーシブルの違いって何だろう？」と疑問に思うかもしれませんね。
実は、サブマーシブルは誕生当初はルミノールシリーズの中に含まれていました。
しかし、より本格的なダイバーズウォッチとして差別化をするために、2019年に「サブマーシブル」として独立したコレクションになったんですよ。
そのため、中には「ルミノール サブマーシブル」という名前のモデルも数多く存在し、「一体どっちなんだ？」と混乱してしまうこともあるんです。
現在のサブマーシブルは、パネライの中でも「より本格的なダイバーズウォッチを求める層」から、安定した人気を確立しています。
1-3：買取市場での評価
サブマーシブルは、そのプロ仕様のダイバーズウォッチとしての信頼性の高さから、買取市場でも安定した需要があります。
定番のステンレスモデルももちろん人気ですが、カーボテックやBMG-TECH（バルクメタリックグラス）といった特殊素材を採用したモデルは、さらに高額査定となる傾向にあります。
また、限定生産モデルは希少性が高く、特に「マリーナミリターレ」や「ルナロッサ」とのコラボモデルなどは、高値で買取されることが多いですよ。
◼︎画像引用：PANERAI
左）サブマーシブル マリーナ ミリターレ カーボテック PAM02979
右）サブマーシブル ルナ・ロッサ PAM01565
2.パネライ サブマーシブルの買取相場！主要モデル4選！
お持ちのサブマーシブルがいくらくらいで売れるのか、気になりますよね。
ここでは、特に人気の高い主要モデルをいくつかピックアップし、その特徴と買取市場での評価を改めてご紹介します。
2-1：サブマーシブル クアランタクアトロ PAM01229
◼︎画像引用：Oomiya
【買取相場】～750,000円前後
※買取相場は仕様や状態などによって変動します。
サブマーシブルといえばこれ！という定番デザインです。
「クアランタクアトロ」とはイタリア語で「44」を意味し、その名の通りケース径が44mmのモデルです。
サブマーシブルの中でも、大きすぎず、しかしパネライらしい存在感をしっかりと感じられる絶妙なサイズ感が魅力。
これまでのサブマーシブルは47mmや42mmが主流でしたが、この44mmは、より多くの方の腕にフィットしやすいと評判です。
ブラックセラミック製のベゼルは、傷がつきにくく、時計全体の引き締まった印象を与えます。
【買取市場での評価】
ステンレス素材×ブラックラバーベルト、王道のブラック文字盤にブルーの刻印…という代表的なカラーが採用されています。
比較的新しいモデルであり、多くの方に受け入れやすいサイズ感であることから、安定した人気があります。
中古市場でも活発に取引されており、状態が良く、付属品が揃っている場合は、高価買取が期待できるでしょう。
2-2：サブマーシブル ビアンコ PAM02223
◼︎画像引用：ISHIDA
【買取相場】～850,000円前後
※買取相場は仕様や状態などによって変動します。
目を引く鮮やかなホワイトの文字盤が特徴的なモデルです。
「ビアンコ」はイタリア語で「白」を意味します。
ダイバーズウォッチとしては珍しいホワイトの文字盤は、夏の腕元を爽やかに演出し、個性を際立たせます。
ブラックセラミック製のベゼルとのコントラストも美しく、モダンで洗練された印象を与えます。
機能面は他のサブマーシブルと同様に本格的で、見た目の美しさだけでなく、実用性も兼ね備えています。
【買取市場での評価】
ホワイト文字盤は、定番のブラックやブルーと比較すると流通量は少ないものの、その希少性とデザイン性の高さから、特定のコレクターやユニークなモデルを求める層から高い人気があります。
そのため、需要と供給のバランスによっては、思わぬ高値がつくこともあります。
特に夏場など、季節的な需要によって高まる傾向があるかもしれません。
2-3：ルミノール 1950 サブマーシブル 3デイズ アッチャイオ PAM00682
◼︎画像引用：ゆきざき
【買取相場】～620,000円前後
※買取相場は仕様や状態などによって変動します。
「ルミノール 1950」のケースデザインを踏襲した、クラシカルな雰囲気を持つサブマーシブルです。
「アッチャイオ」はイタリア語で「スチール」を意味し、ステンレススチール製の堅牢なケースが特徴です。
3日間（72時間）のパワーリザーブを備えた自社製ムーブメントを搭載しており、機能性も抜群！
42mmと、サブマーシブルの中では比較的小ぶりなサイズ感で、日常使いにも非常に適しています。
【買取市場での評価】
このモデルは、サブマーシブルの中でも特に人気の高い一本です。
42mmという使いやすいサイズと、ルミノール1950のクラシックなデザインが融合しているため、幅広い層に支持されています。
中古市場での流通量も多く、安定した需要があるため、買取価格も比較的堅調に推移しています。
特に状態が良いものは、高価買取が期待できるでしょう。
2-4：サブマーシブル ブロンゾ PAM01074
◼︎画像引用：PANERAI
【定価】2,673,000円
【買取相場】～1,700,000円前後
※買取相場は仕様や状態などによって変動します。
ケース素材にブロンズ（青銅）を使用した非常に個性的なモデルです。
ブロンズは、使用するにつれて独特な経年変化（エイジング）を起こし、美しい緑青（ろくしょう）が生じます。
これは、同じものが二つとない「自分だけの時計」へと変化していくことを意味し、多くの時計愛好家を魅了してやみません。
まさに「育てる時計」として、所有欲を掻き立てられる一本です。
【買取市場での評価】
ブロンズモデルは、定期的に限定生産されることが多く、熱狂的なファンが多く存在します。
エイジングの具合によって評価が分かれることもありますが、全体的に高値で取引される傾向にあります。
特に限定モデルの場合は、定価を上回るプレミア価格で取引されることも珍しくありません。
買取業者によっては、ブロンズモデルのエイジングを評価できる専門知識を持った鑑定士がいるかどうかも重要になります。
3.【もう失敗しない！】信頼できる買取業者を見つける5つの方法
せっかく大切にしてきたパネライを売るなら、気持ちよく、そして納得のいく価格で手放したいですよね。
ここでは、安心して取引できる買取業者を見つけるための5つのポイントをお伝えします。
3-1：【大前提】買取専門店で売ろう！
最近では大手リサイクルショップや質屋さんでもブランド時計の買取を行っています。
しかし、パネライのような高級時計を売却する際には、専門知識が豊富な査定士が在籍している「買取専門店」の利用を強くおすすめします！
なぜなら、買取専門店はパネライの市場価値や特性を深く理解しているため、あなたのサブマーシブルの価値を最大限に引き出して査定額を提示してくれる可能性が高いからです。
また、近年ではフリマアプリやオークションサイトなど、オンラインでの個人間取引も人気ですが、気軽に利用できる一方で、以下のような様々なリスクが伴います。
- 商品の状態に関するクレーム
- 発送時の破損や紛失
- 代金が支払われないリスク
- 偽物とのすり替え被害
こういったリスクを避け、買取をスムーズに成功させるには、やはり専門知識の深い買取専門店で査定を依頼するのが賢明でしょう。
3-2：買取サービスをチェック
買取業者によって、店頭買取以外にも宅配買取や出張買取など、さまざまな買取サービスがあります。
ご自身の査定品やライフスタイルに合わせて、最適な買取方法を選べるか事前に確認しておきましょう。
以下にそれぞれのメリットやデメリットをまとめました。
| 店頭買取 | 【メリット】
【デメリット】
|
| 宅配買取 | 【メリット】
【デメリット】
|
| 出張買取 | 【メリット】
【デメリット】
|
3-3：手数料を確認する
ほとんどの買取業者は「無料査定」を謳っていますが、中には査定料やキャンセル料が発生する業者もあります。また、宅配買取や出張買取の規定も業者によって様々なので、利用前にしっかり確認しておきましょう。
例えば、宅配買取を利用する際の送料や、万が一査定額に納得できずにキャンセルした場合の返送料。
出張買取も、エリアによっては出張料が発生することもあります。
これらの手数料は、最終的にあなたの手元に残る金額に影響を与えるため、事前に公式サイトなどでしっかり確認しておくことが重要です。
3-4：買取実績は信頼の証
利用を検討している業者が、パネライをはじめとする高級時計の買取に強いかどうかを知る一番の方法は、ズバリ「買取実績」です。
買取実績が豊富な業者は、市場の相場を熟知しており、あなたの時計を適正な価格で査定してくれる可能性が高いといえます。
そういった業者は積極的にホームページなどで買取実績を公開しているので、ぜひ確認してみると良いでしょう。具体的なモデル名と買取価格が掲載されていれば、より参考になりますね。
3-5：口コミや評判をチェック
実際にその業者を利用した人の声は、非常に参考になります。
査定額の満足度やサービス内容、スタッフの対応、手続きのスムーズさなど、多角的な情報が得られます。
Googleのクチコミや、地元の店舗情報サイトであるエキテンなど、複数の口コミサイトを比較検討することをおすすめします。
ただし、口コミはあくまでも「個人が感じた感想」です。
良い口コミも悪い口コミも、あまり鵜呑みにしすぎず、参考程度に留めておきましょうね。
4.初心者必見！パネライ サブマーシブルの買取額を上げる4つの秘策！
せっかく売るなら、少しでも高く買い取ってもらいたいですよね。
ここでは、あなたのパネライ サブマーシブルの買取額を上げるための4つの秘策をご紹介します。
ちょっとした工夫で、査定額がグッと上がる可能性がありますよ。
4-1：購入時の付属品を揃える
高級時計の買取において、購入時の付属品が揃っているかどうかは、買取額に大きく影響するポイントです。
買取に出す前に、以下のものが揃っているかチェックしてみましょう。
- 外箱、内箱
- 保証書
- 取扱説明書
- 替えコマ
- 替えベルト
特に保証書（ギャランティカード）は、その時計がパネライの正規品であることを証明する非常に重要な書類です。
これがあるかないかで、査定額が数万円単位で変動することも珍しくありません。
保証書は紛失しても再発行できないので、購入後は大切に保管しておきましょうね。
4-2：できるだけ綺麗にする
中古品の買取において、「状態」は買取額を大きく左右する要素です。
当然ながら、新品の状態に近い方が買取額は上がる傾向にあります。
買取に出す前に、ご自身でできる範囲で構いませんので、軽く清掃しておきましょう。
- 柔らかい布で風防やケース、ベルトの汚れを拭き取る
- 綿棒でリューズ周りやラグのホコリを軽く取り除く
こうしたちょっとした一手間が査定士の第一印象を良くし、買取額アップにつながることもあります。
ただし、無理に分解したり、専門的な清掃を試みたりするのは避けましょう。
かえって傷をつけてしまう可能性もありますからね。
4-3：オーバーホールは慎重に！
オーバーホールとは、時計内部を分解・洗浄し、摩耗した部品を交換する大がかりなメンテナンスのことです。オーバーホールの履歴があると、メンテナンスせずにそのまま再販できるので、修理に掛かる費用が浮く分、高く買取りしてもらえる可能性が高まります。
「だったら、査定前にオーバーホールしよう！」と思うのはちょっと待ってください！
オーバーホールの費用は高額なため、せっかく費用をかけても、買取額に見合わないケースも多々あります。
まずは一度、オーバーホールせずにそのまま業者に持ち込んで、査定士に相談してみることをおすすめします。
専門家からのアドバイスを聞いてから判断するのが賢明ですよ。
4-4：相見積もりを取る
全く同じモデル・状態のパネライ サブマーシブルであっても、買取業者によって査定額は様々です。
なぜなら、業者によって査定基準やブランド知識、商品の販路、そして在庫状況は異なるからです。
一番高く買取してくれる業者を見つけるには、2～3社を目安に相見積もりを取ることが非常に重要です。
「仕事で日中の時間が取れない！」という方は、オンライン査定がおすすめです。
スマホから時計の画像を何枚か送るだけで、おおよその査定額を教えてもらえますよ。
査定を依頼する際は、時計の型番や付属品の有無などを具体的に伝えると、よりスムーズに進みます。
まとめ
今回は、パネライ サブマーシブルの魅力から、具体的なモデルの紹介、そして納得のいく買取を実現するためのポイントまで、盛りだくさんでお届けしました。
ご自身のサブマーシブルが、いかに価値のある時計であるか、ご理解いただけたでしょうか。
大切なパネライ サブマーシブルを売却する際は、焦らず、今回お伝えしたポイントを参考に、ご自身に合った信頼できる買取業者を見つけてくださいね！
あなたの時計が、次のオーナーへと気持ちよく受け継がれることを願っています。
｢買取専門店諭吉｣は、長崎県に6店舗、福岡県に1店舗、佐賀県に1店舗展開している、地域密着型の買取業者です。
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